ギャルと月島 【ハイキュー】

ギャルと勉強 ページ7

僕は常々疑問に思っていたことがあった



それは






「はい、じゃあーここの英訳を......山崎」






『えーと......なんてマイクはたくさんの手があるの！です！！』




「はい正解は、なんてマイクはハンサムなの！だな。どうやったらハンサムがたくさんの手になるんだー、怖いだろー」







このギャル、なんで進学クラスにいるんだ






烏野高校は4組5組が進学クラスになっているのだが





この馬鹿な発言をしているギャルが何故この進学クラスにいるのかが僕はずっと疑問だった











「ねえ」





『なになにツッキー！！ツッキーから話しかけてくるなんて珍しいじゃん！！』





「ちょっとうるさい」






休み時間




僕から話しかけるのは癪だが気になって夜も眠れそうになかったから聞いてみることにした






『で！なになに！？』





興味津々に僕を見ている








「........なんで君進学クラスにいるの？」






そう言うとぽかんとした顔をした




暫くしてやっと言葉の意味を理解したのか楽しそうに笑い出す







『ふはっ、ツッキー何言い出すのかと思ったらそれ！？』






はー笑い死にそうとずっと笑っている姿に少し腹が立つ




小さくため息を吐いてもう一度向き直る








「もしかして不正とかしてないよね....？」





『あっはは、する訳ないじゃんそんなのー！！はーツッキー最高一生分笑ったかもしんない』








大爆笑をしている隣のギャル




不正してないんだったらなんだと悶々と考える







『うち英語が壊滅的にできないだけで他の教科はめちゃできるんだからね！！』






そう主張する姿に信用できないといった目で見た






『あ、さてはまだ疑ってるな！？じゃあ........この間の中間テストの答案用紙見てみろー！』





そう言って机の中から取り出した数学の答案用紙




"96点"




でかでかと書かれたその点数を見て目を疑った





このテスト最高得点が96点とか言ってたけどもしかしてこれこのギャルだったのか...？？





信じられないといった目で目の前でドヤ顔をしているギャルを見た







『ふっふん、どうだ見たか！！』







その姿にちょっと腹が立ち軽く小突いた





『痛い！ちょっとツッキー何すんの！』





大袈裟な反応をする





頭が良いギャルもいるのだと僕は新発見をしたのだった

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