ギャルと月島 【ハイキュー】

ギャルとあだ名 ページ4

「ギャル崎ー！自販機行こー！」




「ギャル崎！黒板消すの手伝って！」




「ギャル崎さん！」






毎日教室中を飛び交うこの言葉







『ギャル崎ってなんかイカしてね！？』





隣でそう騒ぐこのギャル




通称: "ギャル崎"



本名: 山崎 A




本人曰く山崎はなんかダサいからギャル崎の方がイカしてて気に入ってるらしい




意味がわからない





このあだ名のどこがイカしてるんだと僕は毎日そう思う




それならまだ山口が僕に付けた"ツッキー"というあだ名の方がマシなんじゃないかとさえ思ってしまう





「ギャル崎ってなんか親しみやすくて良いよね〜」




『だよねだよね！？ぐっちーやっぱわかってるー！』




「え！？ぐっちー！？」




『そう！山口だからぐっちー！可愛くない！？』




「あー！そういうことか！やったー！ツッキー俺にもあだ名できたよ！」








「君たち馬鹿なの？？」







隣で馬鹿みたいな会話を繰り広げていた2人についツッコんでしまった




やってしまった




絶対この馬鹿たちの話にはツッコんでたまるかと思っていたのに






『ツッキーもさ新しいあだ名とかほしくない！？うちが考えてあげようじゃないの！』





「ぜっっったいにいらないから」





『またまた照れんなよー！』





「照れとかほんとにないから」






そう僕が言うが時既に遅し




もう山口と2人で考え始めていた






『んー......月島.....ツキシマ...........


あーーー！！いいの思いついた！』





暫く手を顎に置き考え込んでいたが途端に叫び出す





「なになに！？」





山口が興味津々といったように身を乗り出していた




今お前が僕に付けたあだ名が失われようとしているがお前はそれでいいのかと思ってしまったが何も言わないでおこう







『私が思い付いた新！ツッキーのあだ名はね...』






さてどんな馬鹿げたあだ名がこのギャルの口から飛び出してくるのだろうかと身を構えた









『ビューティフル月島！！！』















「お願いだからそれだけは死んでもやめて」









予想のずっと上をいった回答に僕は目眩がしたのだった

ギャルと反省文→←隣の席の眼鏡くん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す