ギャルと月島 【ハイキュー】

隣の席のギャル崎さん ページ1

僕の隣の席にはギャルがいる





派手な金髪にバッサバサのつけまつ毛



おまけにスクールバッグには不細工なキーティちゃんのキーホルダー





そう、正真正銘のギャルがいるのだ






『あちゃーー、次の授業で使う教科書忘れたー！！やっばいまぢでピンチなんですけど！！』





「ギャル崎おつかれー」






クラスの連中からは"ギャル崎"なんて変なあだ名を付けられたりなんかもして




当の本人は何故かそのあだ名を気に入っているみたいだけど






『あっ！ねえねえツッキー！うちに教科書貸してよ！』





「はあ？馬鹿じゃないの？」





僕はこういう類の人間は嫌いだ



だから最低限関わりたくない



しかしこのギャル、何故か必要以上に絡んでくるのだ





「僕が君に貸したら僕の分の教科書どうするのさ。ちょっとは頭使いなよ」




『えー、ツッキーひどーい』




「ツッキーって呼ぶのやめてくんない？」





ほんとに少し話すだけでも疲れる



いつも予測不能なことを急に言ってくるもんだから僕の心労は絶えない







ほら、今だってついさっき僕に馬鹿だのなんだの言われたばかりなのに別のことに夢中になって話している






隣の席のギャルは未確認生命体だ

ギャルと自己紹介→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す