91話 ページ2
茜「いやぁ ハハハ。今日ミライが校内めちゃくちゃにしたじゃない？あれでちょっと源会長を怒らせた感じでさ〜この部屋に入ってからかれこれ1時間かな」
貴「1時間！？」
茜「動かないんだよね⋯身体が。この姿勢から1ミリも」
貴「大変だね」
ガチャッ
輝「あれ？」
貴「！」
輝「Aちゃんだ。めずらしいねこんにちは」
貴「こんにちは」
輝「どうしたの？」
貴「茜くんの落し物を届けに。それと花子くん探してるんです」
輝「あぁ七不思議の」
パチンっ
茜「っは！？う、動ける！」
源先輩が指を鳴らしたと同時に茜くんの身体が動くようになった
輝「女の子の前でその姿勢のままは可哀想だからね。今だけだよ」
茜「後でまたやるんですか？」
貴「⋯」
茜くんの周りに勿怪が沢山集まってる
貴「アレ大丈夫なんですか？」
輝「あ〜蒼井」
茜「はい？」
輝「えい」
そう言って茜くんのメガネを外す
茜「⋯」(じーっ
勿「⋯」
茜「うわぁぁぁあ 」
輝「ね。このメガネは特別製でね。掛けてる間は霊力が一般人と同じレベルまで抑えられる」
貴「でも、見えないと逆に危ない時もあるんじゃ」
輝「だろうね。実際この眼鏡のせいで普段の蒼井は怪異が見えない。術にも簡単に掛かる」
そういえば告白の木の時も
輝「でも知らない 見えない 関われない。それらは時に何よりも強固な守りになり得る」
貴「どういうことですか？」
輝「一度知ってしまったらもう知らなかった時には戻れないでしょ？この世界には知らない方がいいことが沢山あるってこと」
貴「？」
なんだかよく分からない
輝「あ〜良くんかんないって顔してるね〜それで七番の居場所が知りたいんだっけ？」
貴「あっはい！なんだかずっと入れ違いになっちゃってて」
輝「そう。ここには来てないけどさっき屋上の階段を登っていくのを見たよ」
貴「！ありがとうございます！」
茜「いいんですか？」
輝「何が？」
茜「とぼけちゃって⋯ちょっと前に七番様のこと消しに行ったくせにAちゃんが七番様と関わるのは大目に見るんですね」
輝「嫌だな。あれは牽制って言うんだよ。弟の教育も兼ねてね。あの子のことは守りようがないから」
茜「あー。やっぱ知ってたんだ。Aちゃんの寿命のこと。食えない奴⋯」
輝「蒼井。先輩には敬語」
ビリビリ
茜「ぐぁぁぁ」
ビリビリに耐える茜でした
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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (
レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです！普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう？と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい！更新楽しみに待ってます！！ (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこもち | 作成日時：2020年1月7日 22時
