103話 ページ15
光「⋯」
ヤ「そうね。いい気分じゃないわよ。今から思い返すとね。でもあれは確かにあたしだった。暴走したからって違うものになるわけじゃないわ。自分の中で普段は押し殺してる一面が無理やり引きずり出されるだけ」
光「そうか」
ヤ「だから、もしあんたがその子になにか言葉をかけたなら通じなくても届いてたんじゃない？ 」
光「⋯！」
ヤ「だってたとえどんなに歪んでも姿形が変わっていてもその子はその子なんだから」
光「⋯」
花「⋯」
ヤ「お喋りはいいわね？着いたわ····この先が三番の境界よ」
光「鏡なのか？なんつーか禍々しくね？」
花「わー」
ヤ「言っとくけどあたしはここまでだからね。帰りは自分で何とかするのよ」
光「おう！ありがとなキツ····」
ガブッ
光「ぎゃーっ！」
ヤ「キツネって呼ぶな！あたしのことはねヤコ姐さんと呼びなさい！」
光「姐さん」
ヤ「それでいいのよ！」
花「それでいいの？⋯それじゃあ少年準備いい？」
光「おう！鏡野郎をぶっ飛ばしてやらぁ！よっしゃぁ行くぜ！」
ミ「はぁはぁはぁゲホゲホ」
司「これねー面白いでしょ。怪異にもあるんだよね心臓って」
ミ「ちょっとやめてお願い」
司「はい。あーん」
ミ「ゲホゲホ」
貴「す、ストップ！」
ミ「先輩····」
司「···」
貴「···っ」
怖いけど
怖いけど
ミツバ君だってさっき助けてくれたもん
貴「嫌がってるから、ね？」
司「ほーんとAは構ってさんだなぁ」
貴「へ？」
ポンポンっと子供をあやす様に頭を撫でられる
思っていた返答と違って変な声が出る
司「俺もAに構いたいんだけど今おとりこみちゅーなの。だからごめんね」
トンっ
貴「···」(クラッ
司「後で迎えに来るからここで待っててね」
意識のないAを壁に寄り添えて
司はAの前から消えた
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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (
レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです！普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう？と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい！更新楽しみに待ってます！！ (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこもち | 作成日時：2020年1月7日 22時
