86話 ページ45
花「あの子の時と同じだよ。出来事なんて何も無い」
光「⋯っ」
花「だったら全部忘れちゃおうよ。Aだってその方がいいだろうし今まで通り楽しくやろーよ」
光「るせぇ」
花「?」
光「うるせー!そんなの知るか!」
花「⋯っ」
光「世界がどうとかできることがねーとか関係ねー!先輩がもうすぐ死んじまうなら俺が助ける!今度こそ!そんだけだ!俺は諦めねーぞ!諦めてたまるか!」
花「諦めない⋯ねぇ。口ではなんとでも言えるよね」
光「なっ⋯んだと!」
茜「チッ⋯あのさぁちょっといい?」
光「!」
ガツッ
花「え」(ビクッ
茜「せーい!!」
ダアンッ
花「!!?」
茜が花子を思いっきり地面に叩きつけた
花・光「「!!?」」
茜「っしゃぁー!」
過「これお前たち」
茜「根性論は信じないけどさ絶対に無理とかやってみなくちゃ分からないだろ。少なくとも諦めた奴に望みを叶える機会は来ない。それだけは確かだ」
光「蒼井先輩⋯」
茜「そうだよね!あおちゃん!」
光「蒼井先輩?」
茜「源後輩!」
光「ぅお!はい!」
プランっと光の頭の前に時計をぶら下げる
茜「この時計を手に入れた時から僕はあおちゃんのためだけにこれを使ってきた。ずっとそうするつもりだった。だけど今回だけは特別」
光「?」
茜「過去が時間を戻している間源後輩の時間を僕が止める。そうすれば君は逆戻しの影響を受けないで済むはずだ」
光「蒼井先輩⋯!な、なんで!」
茜「だって君に恩を売っておいた方が副会長の風当たりが⋯ごほんごほんっ。ごめんもう1回」
花・光「「⋯」」
茜「僕らはお互い不可能を打破しようとする同士仲間だろ?君の目標はAちゃんを助けること。そして僕の目標は⋯あおちゃんと付き合うこと!」
光「⋯」(オロオロ
茜「源後輩がAちゃんの命を救えたら僕もあおちゃんの恋人になれる気がするんだ」
花「そうかなぁ?」
茜「下劣なガキは黙ってろ。諦めなければ道は開ける!お互い頑張ろう源後輩!」
光「え、あ、は、はい!」
茜「僕ら仲良しだね!」
光「えっ⋯は、はい」
過「とーすんじゃこれ」
花「もー好きにしてって感じ」
過「そーかいそれじゃあそろそろ戻しちゃおうかの」
カチコチカチコチ
茜「はいじゃぁ止めるよ」
光「お、おす!」
花「⋯」
*.先輩がもうすぐ死んじまうってんなら俺が助ける!*.
花「⋯⋯期待してる⋯」
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ゆづき(プロフ) - 更新頑張ってください!とても好きです! (2019年12月27日 21時) (レス) id: f9b162f6bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し72384号(プロフ) - 内容が好みでとても好きです。 (2019年12月27日 20時) (レス) id: f179c32e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 面白いです! (2019年12月16日 11時) (レス) id: 2c5492f404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2019年12月15日 10時