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70話 ページ28

私が危ない目にあった時


困ったことが会った時


花子くんはいつも私を助けに来てくれた


だからきっと大丈夫


きっと花子くんが助けてくれる


きっと⋯⋯





貴「パチッ」


あれ?


私寝てたの?


てかなんで私ここに?


あ!司君に閉じ込められたんだ!


まずここどこだろう?


貴「境界?」


勿怪ちゃんもいる


貴「でも水はないし」


『境界とはちょっと違うかな?』


貴「この声!花子くん!?どこ?来てくれての!?」


『こっちこっち』


勿「⋯」(ピョンピョン


勿怪ちゃんはラジオみたいなものをもってきた


『やぁA』


貴「ら、ラジオ?」


『そっ そんな所にいるってことはまた騙されたのかな?俺がちょっと目を離すとすぐイケメンと怪異に引っかかっちゃうんだから』


貴「うぅ」


『困った助手だね』


貴「はなこくん〜〜」(じわっ


安心で涙が出てきちゃう


貴「私誘拐されてね!お茶会でねっ気をお付けよう思ったんだけどねお菓子が美味しくてね。それでねそれでね司君に閉じ込められたの」


『何か俺に言うことは?』


貴「騙されてごめんなさい」


『はい。それじゃあいつまでこの通線が続くか分からないから手短に言うね。Aがいる場所は此岸でも彼岸でもない⋯どこでもない場所』


貴「どこでもない場所?」


『そう。どこでもなくてどこにでもあってどこへでも行ける⋯そんな面倒な場所なんだ。俺たちの縁を頼りに白杖代にAを探させて何とか助けようと思うけど、そこはとにかく広くてね。Aにも少し手伝って欲しいんだ』


貴「何をすればいいの?」


『閉じ込められてるってことは多分扉が1つしかないと思うんだけど、あってる?』


えっと


扉は1つ!


貴「1つだよ!」


『閉じ込めるってゆってもその場所は鍵がかけられないからね。だからその部屋から出てみて』


貴「う、うん」


そーっとドアノブに手を伸ばす


ガチャッ


貴「あ!開いた!」


こんな簡単に開くんなら最初っから開けてみれば良かった⋯⋯

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ゆづき(プロフ) - 更新頑張ってください!とても好きです! (2019年12月27日 21時) (レス) id: f9b162f6bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し72384号(プロフ) - 内容が好みでとても好きです。 (2019年12月27日 20時) (レス) id: f179c32e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 面白いです! (2019年12月16日 11時) (レス) id: 2c5492f404 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこもち | 作成日時:2019年12月15日 10時

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