65話 ページ23
光「三葉⋯?」
司「くすくす⋯ミツバの願いは少し曖昧だったんだー。此岸に残って何をしたいのか分からない。でもこのまま終わりたくない。みんなの記憶に残りたい⋯⋯願いが曖昧だと中途半端な怪異にしかしてあげられない。でも、今は違う。君のおかげだよ」
光「俺の?」
司「そう。君はミツバの本当の願いを引き出してくれた。願いが⋯未練が強ければ強い程怪異はより確かで協力な存在になれる。三葉の願いはこう
友達が欲しい
友達と一緒にいたい
これから先もずっと」
バチッ
光「何言ってんだてめぇ!ゴチャゴチャ言ってねぇで三葉を元に戻しやがれ!それにミツバの未練は写真を撮る事じゃ」
司「ふーん。そーなのミツバ?でもさぁ多くの人の記憶に残ればそれだけ長くここにいられるよ。あ!そーだ。あの子も君と同じになれればずっと一緒にいられるんじゃない?」
光「は?」
司「大丈夫。何を望んでもそのために何を傷つけたとしても俺が全部許してあげる。君の願いの代償は理性。邪魔なものはもう何も無い。さぁ、世界の仕組みに抗って足掻いて見せてよミツバ」
光「三葉っ」
しゅるっ
光「!」
ぎゅぅっ
ミツバが光に攻撃する
光「わっ!?三葉!止せ!おいって!」
みしっ
光「うっくがぁぁぁ!三葉っ!やめろ!聞こえねーのか!」
『君のおかげだよ』
光「お、おれ⋯間違ってたのか?なぁ、なんか言えって」
つぷッ
光「?」
ドンッ
光「!?」
グラッ
ドシャッ
花子が包丁で切ったミツバの体は崩れ始めた
光「いでっ⋯は、花子!」
司「あー!あまねだー!何年ぶりだっけ?じゅうにじゅう⋯⋯あっこないだ屋上であったばっかだね。あの子は今日来てないの?」
ガシッ
司「わっ」
ドンッ
花子が司の胸ぐらを掴んで壁に押付けた
花「どうしてこんなことを!つかさ!」
司「んー。俺、好きなんだよね。我慢するのやめた人の顔。あの時も良かったよ。あまねが俺を殺した時」
花「⋯⋯っ」
司「いいねその顔」
花「⋯ぅっ」(うるうる
司「好きだよあまね。また一緒に遊ぼ?昔みたいに。ね?」(ニッ
ブワッ
花「!!」
司は風を立てて姿を消した
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ゆづき(プロフ) - 更新頑張ってください!とても好きです! (2019年12月27日 21時) (レス) id: f9b162f6bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し72384号(プロフ) - 内容が好みでとても好きです。 (2019年12月27日 20時) (レス) id: f179c32e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 面白いです! (2019年12月16日 11時) (レス) id: 2c5492f404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2019年12月15日 10時