普「俺の腕の中の君は俺専用…のはずだった」 弐

59話 ページ16

ちゃぷんッ


魚「見つけましたぞ。先日屋上にいた怪異！七不思議めはこいつを警戒してるようであった。上手く味方に付けれれば彼奴とも渡り合えるやもしれぬ。全てはおひぃ様のために！」


魚「うんうん！」


魚「しかし⋯何故七不思議めと同じ顔を？それに何をしておるのだ？噂を流すと言っておったが」(昨今此岸の怪異たちの噂が乱れていると主様から聞いておったがもしやこヤツらが)


夏「おい」


魚「ぎゃー！！」


夏「なんだコイツら？」


魚「は、離せ！我は高貴なる水の民であるぞ」


夏「喋ってるし。お嬢、なんか見られてたんすけど。魚っぽいのに」


司「魚」


司はこっそりペンを握っていた


サ「いいわ別に。放してあげて」


夏「仰せのままに〜⋯あれ？」


司「あはな」


つんつんと魚をつつく


魚「やややめよ！乱暴に扱うでない！」


司「あははー喋ってるやぁ。喋る魚って中身どうなってんのかなー？」(ニヤッ


サ「殺しちゃダメよ」


司「へーきへーき」


クルクル


司はペンを回しながら


司「へーきへーき。ちょっと見るだけ」


魚「ひっ」


魚にペンを振り下ろした


夏「うへー」


サ「ダメってゆってるのに」


ペンは魚の血で濡れていた

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