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貴「やばい!やばい!遅刻する」
そう慌てながら走る少女
あれは確か最近できた花子の助手だったっけ
ドテッ
貴「いった」
あ、こけちゃった
貴「うーん」
面白そうだし声かけようかな
?「どうしたの?」
彼女がゆっくり振り返る
貴「あっ花子…くん?」
俺を花子と勘違いしてる?
面白そうだしちょっと騙してみよっかな
?「……そうだよ」
貴「でも」
服装も雰囲気も違うからそりゃ疑うよねぇ
貴「その服どうしたの?なんか珍しいかっこしてるね」
?「まぁね」
貴「花子くん」
?「なに?」
貴「助けて。足くじいた」
ちょっと疑ってるから花子っぽく演技してみよっかな〜
?「え!?だいじょうぶ!?」
あ
信じたねこの顔
この子面白い……
こんな簡単に騙されるなんて
貴「歩けないの」
?「もーしょうがないなー保健室まで連れて行ってあげるよ」
貴「いーの?」
?「ほら、背中乗りなよ」
貴「ありがと!」
?「もしまた怪我したら俺に言いなよ」
また…
なんてくるか分からないけどね
貴「うん!」
トン トン
リズムよく歩いているのが心地よくなったのかすやすやと眠っている
司「まぁ俺……花子じゃなくて司なんだけどね」
面白い子見つけちゃった
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作者名:きなこもち | 作成日時:2019年11月5日 0時