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Aに避けられ始めて数日
まともに話してないどころか、話しかけたら逃げられ僕の周りには近づいてこない
目すら合わない
「ジオルド様！A様！お客様です！至急応接室まで来てください！」
「至急って言うから来たけど、誰もいないようだけど」
ガチャン
『え…ちょ！なんで！？』
「申し訳ございません！ジオルド様の様子が最近おかしくて、いつもぼーっとしていて見てられないんです！」
『え、えぇなんで』
『はぁぁ』
あからさまにうなだれてるけど
そういえば、避けられて2人になる機会もなかったし…
なんで避けてるのか聞くには好都合かもな
僕は
だけど
「ねぇA。見てこのチョコ」
『すごいね』
え、なんか想像とちがう
「こんなに大きいんだよ？」
『うん』
「いらないの？」
『うん』
「あーもう僕が食べちゃお」
『…』
む、むし！？うそだろ？
「ほーら！これAが欲しがってた珍しいお菓子」
『…』
「おーいAちゃんー」
『…』
「こんなのもあるよ？」
『…』
「だめか」
そういえば…ニコルのことが好きかもとか何とか言ってたよな
Aに近づいて耳元に顔を近づける
「ニコルのこと好きって……ほんと？」
『！？』
驚いてしゃがんだせいか机の上に飾っていた花瓶がAの上におちてびしょ濡れになってしまう
『つめたっ』
「大丈夫？まさか水被るとは思ってなかった。」
『…私だって思ってなかった』
「…ん〜拭くものないしせめてこれで」
そう言って服の袖で拭ってやれば
『！…大丈夫だから！』
「え、でも拭かないと風邪ひく」
『大丈夫だってば！』
さすがにイラついてきた
「あのさ俺に言いたいことがあるのはわかるけど今はそれどころじゃな…」
『い、いいたいことなんて、べつにないからぁぁ！！』
「あ、あのぉ、すごい声が聞こえましたけど何かありましたか？…ってわぁ！」
『ごめんなさい！』
「A様！？…ジ、ジオルド様…一体何が…！！」
「…」
「は、初めてみた。…ジオルド様って怒ったりするんだ」
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花音 - 初めまして♪とても素敵な話で胸ｷｭﾝしました( *´艸｀)続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年10月16日 14時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
涙華 - とても面白いです。更新頑張ってください！ (2020年4月26日 20時) (レス) id: 7d83abf444 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - このお話、神過ぎます。更新頑張ってください。 (2020年4月26日 15時) (レス) id: e495d80177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこもち | 作成日時：2020年4月24日 4時
