146話 ページ9
貴「フンッッ!!」
こんばんは!右手の握力35kgの藤崎Aです!
花子くんに"逃げよう"と提案した私はその後一緒に屋上を抜け出して⋯
今は学校の外に出るため門を開けようとしています!
ギィッ
貴「開いた!花子くん!行こう!⋯⋯花子くん?」
普「A外に行くの?」
貴「そうだよ。花子くんも一緒に⋯」
普「行かない」
貴「え⋯」
普「勢いでここまで連れてこられちゃったけど⋯俺⋯⋯外になんか行かないよ」
貴「どうして?」
普「どうしてって⋯」
貴「花子くんは⋯ここにいたいの?」
普「あまねくんだってば。俺はここにいたいよ。当たり前じゃん。逃げ出す?どうして?今が1番楽しいとこなのに」
貴「⋯」
笑ってる⋯?
楽しい?
普「外に行ったっていいことなんて何も無い。夜の街は危ないし明るすぎて星も見えない。皆のとこに戻ろうA。それとも⋯Aはここが嫌なの?」
貴「⋯ううん。好きだよ。楽しいことも沢山あるし⋯でも、私の⋯私の好きな人がいるのはここじゃないから。行かなきゃ 」
普「⋯⋯それ、好きな人って俺に似てるって言ってた人?」
貴「⋯何その質問。さっきのもう1回言わせたいの////」
普「え!?いやそーいう意味じゃ⋯」
貴「もう⋯いいから黙って私についてきて」
普「うっ⋯⋯はぁ。しょーがないなぁ。分かったよ」
貴「一緒に来てくれる!?」
普「まぁA1人じゃ危ないし⋯」
貴「やった!ありがと花子くん!」
普「はいはい⋯」
貴「それじゃあ。この世界の端までレッツゴー!」
普「え!?どこまで行くつもりなの!?」
貴「いいからいいから。夜が明けちゃうじゃん」
ピタッ
普「⋯」
普は門にでるギリギリで足を止める
貴「花子くん?」
普「あ⋯いや。何でも」
ぎゅっと握ってた手が強く握られる
貴「?」
普「早く行こ!」
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時