司「君の特等席…俺に変更しない？」 肆

159話 ページ23

シ「⋯本当になんて馬鹿馬鹿しいんでしょう。虚構なんてくだらない」


貴「シジマさん何するつもり⋯」


シ「何って願いを叶えるだけですよぉ。私の願いはただ一つ。シジマメイを殺すこと。ですもの」


な、ナイフ！？


貴「な！だ、だめー！！！」


私はメイちゃんに体当たりした


「⋯」(ピクっ


シ「ちょっと 邪魔しないで頂けますか？あなたには無関係」


貴「殺しはダメ！殺しはダメ！！」


カチッとボタンが押す音と共にたくさんの影が現れる


「お呼びデスかぁ？」


「どウしまシタかあァ？」


「おカゲんイかがデすかァ？」


貴「な！」


「スぐニヨくなリまスよぉ」


貴「な、なに！？何これ！？」


まるで看護師のゆうような台詞が飛び交う


シ「鬱陶しいですね」


シジマさんに気づかれないような小さい「こっち」という声と共に腕を掴まれた


貴「！」


影が消えた頃には


シ「あら⋯残念。逃げられましたか」



Aはもういなかった

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