番外編 ~お化け屋敷~ ページ20
〜エムside〜
私はトルの腕を離し、そのまま走り出してしまいました。
ト「エム！ダメだよ！」
そんな叫び声が聞こえましたが、私は振り返らず、走り続けました。
エ「はぁ…はぁ…」
だいぶ走りました。
ですが、お化けはまだまだいて、怖くて怖くて、恐怖に耐えられず、十字架のタクトを振り、ムジークを出してしまったのです。
あっという間にお化けは懺悔をし、周りは青い炎で包まれました。
私のムジークの我謝ドクロが心配そうに見ていました。
ですが、私は体を縮め、顔を埋めて、誰の声も聞こえないよう、耳を塞いでしまいました。
少しすると、体を誰かに触られ、その手を振り払おうとしました。
が、その後すぐに抱き締められ、一瞬戸惑いましたが、誰なのかが分かりました。
ト「エム、ごめんね。怖かったよね、もう大丈夫だよ。」
いつものトルの声に安心し、私はまた、子供の様に泣き出してしまいました。
ト「今度はちゃんと、２人で行こうね。」
エ「ｸﾞｽｯ……はい。」
ト「今度は楽しく！皆で行進だよー！！」
トルは手からみかんの枝のタクトを出し、トルコ行進曲を奏でます。
周りにいたお化けは皆、行進し始めます。
ト「さぁ！今度は楽しくゴールを目指そう！」
トルのおかげで、お化け屋敷が少しだけ楽しくなりました。
〜出口(トルside)〜
ナ「おかえり！大丈夫？怪我とかしてない？」
シ「ムジーク出てたけど、大丈夫だった？」
外に出れば、ナハトとシュトルが出迎えてくれた。
エ「はい！凄く怖かったのですが、トルが助けてくれたので大丈夫です。」
よかった。楽しんでもらえて何より♪
エ「今度はメリーゴーランドと、観覧車に乗りましょう！」
ト「わぁ〜い！僕、いっちばーん！！」
ナ「あ！こらトル！！」
シ「１人での単独行動禁止って言っただろー！！待てー！」
〜Fin〜
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←番外編 ~お化け屋敷~
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小夜(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりました！ (2018年4月15日 21時) (
レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます!それから、もし、お時間いただけるのなら、私の作品にアドバイスいただけませんか？クラシカロイド 月夏 と検索すれば出てきますので、お願いします。 (2018年4月14日 17時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 返信遅れてすみません！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いいですよ！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - このシリーズ面白かったです。私もクラシカロイドの小説を書いているのですが、今回出てきた貴族達の批判の言葉を使いたいのですが、いいですか？ (2018年4月12日 19時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小夜 | 作成日時：2017年7月9日 22時
