番外編 ~お化け屋敷~ ページ19
〜トルside〜
ト「エムー、大丈夫だよー？ほらー！」
僕は今、お化け屋敷の中でちょっとした事に困ってた。
最初に出て来たお化けにビックリして、動けなくなっちゃったエムを立ち上がらせようと頑張ってる最中！
エ「むむむむむむりですってぇぇぇぇええ！！帰りましょうよ！ここここんなの野暮ですぅぅぅぅ！！」
ト「大丈夫だよー！何かあったら僕が守るから！」
そう言って落ち着かせようとするけど、ちょっとしか信じてくれない。
……僕、そんなに信用ない？
エ「ほ、本当に、守ってくれますか？絶対に？」
ト「守るよ！任せて！！」
エムの手をギュッっと握って、僕達は、またお化け屋敷の中を歩き始めた。
少しすると女の人の笑い声が聞こえる。
エムは涙目になりながら、僕の腕をぎゅーって強く握り締めて、ガタガタ震えてる。
ト「エム、大丈夫だよ！きっと面白い事があって笑ってるだけだから！大丈夫！ね？」
エ「ほ、本当ですか？で、でも、やっぱり私達に何かしようと企んで笑ってるんじゃ……」
ト「もぉ〜、エムったら深読みしすぎ！もっとポジティブに考えようよ！」
エ「ネガティブにしか考えられません……」
そんな話をしてたら、後ろから足音がした。
その足音はどんどん大きくなって、僕達に近付いてるのが分かった。
エムは足音に気が付いて、さっきよりも強く僕の腕を握った。
エ「ト、トル……う、後ろに、誰か、います、か……？」
ト「えーっと……」
僕が後ろを向くと、そこには血まみれで服がボロボロの女の人が立ってた。
化「うあぁぁぁぁぁぁぁぁああ！！」
エ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ！！」
女の人の叫びにビックリして、エムは悲鳴を上げながら走って行った。
ト「エム！ダメだよ！」
そう言ってもエムは聞かずにどんどん走って行く。
エムって本気で走ったらあんなに速いんだ……って感心してる場合じゃなかった！
ト「エムー！！」
僕は名前を呼びながら探す。
周りにはお化けとか、血とか、包丁とか、死骸とか、いっぱいある。
エムだったらこんなの耐えられない。
早く助けてあげなくちゃ……守るって約束したんだから！
ト「！？」
少し進むと、周りは青い炎に包まれていた。
辺りにいたお化けは皆、ネガティブになってる。
間違いない、エムだ。
？「ひっく…うぅ……」
泣き声が聞こえた。弱々しくて、小さくて、怯えた、悲しそうな泣き声。
泣き声の聞こえる方へ行くと、エムがいた。
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小夜(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりました！ (2018年4月15日 21時) (
レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます!それから、もし、お時間いただけるのなら、私の作品にアドバイスいただけませんか？クラシカロイド 月夏 と検索すれば出てきますので、お願いします。 (2018年4月14日 17時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 返信遅れてすみません！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いいですよ！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - このシリーズ面白かったです。私もクラシカロイドの小説を書いているのですが、今回出てきた貴族達の批判の言葉を使いたいのですが、いいですか？ (2018年4月12日 19時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夜 | 作成日時：2017年7月9日 22時
