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番外編 ~読書の日~ ページ17

〜エムside〜

エ「…でしてね! はっ!す、すみません!つい長々と語ってしまいました。」

私は男性に頭を下げ、謝りました。
しかし男性はニッコリとして「大丈夫だよ」と言って許してくれました。

男「本当にその本が好きなんだね。」

エ「はい!本当に、大好きなのです。」

男「そうだ。君にインタビューしてもいいかな?」

エ「インタビュー?」

男「あぁ。私が君の事について質問するから、君はその質問に答えるだけでいい。いいかな?」

エ「もちろんです!」

それから私は、聞かれた質問に正直に答えました。

〜〜〜

男「…それじゃあ、これが最後の質問だよ。」

エ「はい。」

男「君は、今の生活、人生は楽しいと思えるかい?」

真剣な質問。それは私にも分かりました。
他の質問は、私の好きな物や嫌いな物、職業などでしたから。

エ「私は、今の方が断然いいと思います。」

男「それはどうして?」

エ「私は、自分が生まれて来なければ良かった、と思った事が何度もあります。ですが、そんな私に、彼らは『大丈夫、エムのせいじゃないよ。』と言って、私を認めてくれました。ですから、私はこれからも彼らと共に生きたいと思えたのです。」

男「そうなんだね。ありがとう」

エ「いいえ、私もお役に立てて嬉しいです。」

男「それじゃあ、私はこれで失礼するよ。貴重な時間を、ありがとう。」

エ「はい。こちらこそ、ありがとうございました。さようなら」

そう言い、私は男性の方と別れ、音羽館に帰りました。


〜4ヶ月後〜

エ「買いましたぁ!」

シ「エムは本が好きだね。」

エ「はい!」

今回も私の好きな作家さんの本が出たので、シュトルと一緒に書店へ買いに来ていました。

エ「よ、読んでもいいですか?」

シ「ふふ、いいよ。帰るまでにはまだ時間があるし、そこのベンチで読んだらいいよ。」

エ「ありがとうございますシュトル!」

私達は公園のベンチへ移動し、包み紙から本を出し、読み始めました。

エ「…あれ?」

シ「エム、どうしたの?」

エ「この本の主人公、私に似てるんです。好きな物も、嫌いな物も全部同じなんです。それに、私の他にも、シュトルやナハト、トルに似ている人物もいるんです。」

シ「偶然、にしては少し出来すぎてるね。エム、誰かに僕達の事話したりした?」

私は自身の出来事を思い出しました。

エ「あ、1人だけいます!」

シ「んー。もしかしたら、その人がエムの好きな作家さんだったりして、ね」


〜Fin〜

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小夜(プロフ) - Σd(゚∀゚d)わかりました! (2018年4月15日 21時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます!それから、もし、お時間いただけるのなら、私の作品にアドバイスいただけませんか?クラシカロイド 月夏 と検索すれば出てきますので、お願いします。 (2018年4月14日 17時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 返信遅れてすみません!頑張って下さい!! (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いいですよ! (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - このシリーズ面白かったです。私もクラシカロイドの小説を書いているのですが、今回出てきた貴族達の批判の言葉を使いたいのですが、いいですか? (2018年4月12日 19時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜 | 作成日時:2017年7月9日 22時

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