番外編 ~感情~ ページ14
此処、何処だろ…。
もしかして、“天国”？
まさか、無いよね。
だって僕は、取り返しのつかない誤ちを沢山犯しちゃったんだから。
他の感情を消して、シュトルを呑み込んで、その仲間のムジーク達を閉じ込めて、ヴォルの体を乗っ取って、償いきれない誤ちの数々。
僕がいる所はきっと、“地獄”だ。
何もなくて、誰もいなくて、薄暗くて、冷たくて、寂しい場所。
僕は此処で、ずーっと生きて行くんだ。
？『そんな事は無いよ。』
その言葉の後、辺りは一瞬で明るくなった。
？『これだけじゃあ足りないからぁ』
そう言って指を鳴らすと、周りには沢山の花が咲いた。
？「これでもう、此処を“地獄”だなんて思わないでしょ？」
声のする方を見ると、僕は自分の目を疑った。
感「君は…！」
？「そう、『悲劇』と『喜劇』の担当だよ。久しぶりだね『自由』と『狂気』の担当。何年ぶりかな？」
感「な、何で…？君は、僕のせいで消えちゃった筈じゃ…」
劇「いやそれがね、何か消えた後、僕の前に神様っぽい人が現れたんだ。」
か、神様っぽい、人…？
劇「それで、まぁ、色々教えてもらったんだ。感情が他の感情を手伝ったら消えちゃう事、とかね。」
感「そうなんだ。」
神様っぽい人って誰だろ。
その人が『悲劇』と『喜劇』の担当を助けたのかな？
お礼言わなきゃな。
他の感情も生きてるのかな？会って話したいなぁ。
あ、でも、僕に会う資格なんてないよね…。
劇「ねぇ『自由』と『狂気』の担当、確かに君は取り返しのつかない誤ちを犯してしまった。でもそれは、君が、いや僕達が何も知らなかったから。でしょ？」
感「で、でも！」
(パンッ
劇「はい！この話はもう御終い！」
そう言うと、僕の手を強く握って、引っ張り立たせる。
劇「そうだ！君にはまだあの話してなかったよね？」
感「？」
劇「今日から感情の担当が変わるんだ！何か前は感情が多すぎてゴッチャになってたらしいんだけど…。僕は『喜び』担当。君は『悲しみ』担当になったんだよ！」
悲「え、僕にも、役割が…？」
僕は驚いた。こんな僕にも、役割が与えられるなんて、嘘みたいで信じられなかった。
劇「うん。さっき言った神様っぽい人が決めたんだよ！だからまた、僕に…僕達に教えてよ！」
そう言うと、『喜び』担当の後ろに、数人の感情が現れる。
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小夜(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりました！ (2018年4月15日 21時) (
レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます!それから、もし、お時間いただけるのなら、私の作品にアドバイスいただけませんか？クラシカロイド 月夏 と検索すれば出てきますので、お願いします。 (2018年4月14日 17時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 返信遅れてすみません！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いいですよ！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - このシリーズ面白かったです。私もクラシカロイドの小説を書いているのですが、今回出てきた貴族達の批判の言葉を使いたいのですが、いいですか？ (2018年4月12日 19時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夜 | 作成日時：2017年7月9日 22時
