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Ep.34 ページ34







親父に会って最悪の気分になった俺は八つ当たりするかのようにどうでもいい女を呼び出した。



どうでもいい奴が俺を欲しそうに見る視線に浸かっている時だけ俺は優越感に浸れる。
俺を好きだという女に、俺の何を知ってるんだと笑えるその時間だけは酷く居心地が良かった。




そんな時俺と女の姿を見たのか目が合うと慌てて逃げたやつがいた。





どいつもこいつも俺を腫物みたく扱う。

目が合ったら怯えて化け物でも見たかのようにすぐ目の前からいなくなるその程度のやつしかいない。

目の前にいる女だってそう。

俺が御曹司じゃなくて学校の権力者でもなかったら
すぐに俺を捨てるようなそんな奴なのだろう。













女が逃げてすぐジョンハンがきた。
ジョンハンはまったく俺といる女が見えてないかのように飯食おうと言ってきた。







俺はジョンハンという人間が好きだ。

あいつの全てを知ってるわけでも無いが、何にも執着せず全てどうでもいいかのように生きるジョンハンとの時間は自分が自分でいられる時間だからだ。

ジョンハンに初めて会った時、俺はすぐに同じ匂いを感じた。
こいつもきっと周囲の自分を見る目に反吐が出そうになりながらもひとり生きてきたのだろうと思った。

たとえそれがどんな感情を含んだものであってもそれはそれを経験してきた奴にしか分からない雰囲気がある。

だからレイがジョンハン連れてきた時も快く迎え入れた。




ジョンハンに呼ばれた俺はすぐに目の前の女をその場に残して食堂に向かう事にした。













そして俺とあいつのきっかけになる出来事が起きた。





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みつき(プロフ) - 花男みをすごく感じます…! (2022年10月19日 10時) (レス) @page16 id: 270fe76dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ている(プロフ) - DAMNさん» わー!初のコメント頂きありがとうございます<(_ _)>みんなさんの期待通りの展開にできるかは少し不安なのですが楽しんで貰えるよう頑張ります! (2022年1月16日 17時) (レス) id: d53ebdb3f3 (このIDを非表示/違反報告)
DAMN(プロフ) - クプスかっこいい…次の更新楽しみです!頑張ってください! (2022年1月16日 9時) (レス) @page18 id: 51f985e4ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ている | 作成日時:2022年1月14日 4時

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