Ep.33 ページ33
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sc side
その日の朝はよかった。ジョンハンにも会いに行ってやろう程度の気分の良さで教室にもいった。
学校に行くと生徒から向けられる腫物に触るような視線と空気。
もう慣れたと思っていたがそんな視線にいつまで経っても慣れるわけなかった。
結局ジョンハンに声だけかけてそんな空気に吐き気がして嫌になった俺は逃げるように休憩室に行った。
学校が特別に創ってくれたマンションのような一室。
あくまで休憩室というくくりだが俺はシャワーもベッドもなんだってあるここで寝泊まりをしていた。
家が安らげる場所なんて言う考えは浅はかで、そんなのは一部の人間の妄想だと思った。
この休憩室だって俺達の家の金で作られたものだろうが家に居るよりは何倍もマシだった。
でもその日は休憩室にも俺の世界で一番嫌いな奴は居た。
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『親父、、』
扉の前に立っていたそいつ。
『ここにまでくんなよ。』
俺の嫌そうな顔を嘲笑う親父はすぐに口を開いた。
「お前が全然帰ってこないと連絡があった。」
「いい加減家に帰りなさい。」
きっとあの女だ。あいつが親父に言いつけたのだとわかった。
『あんたに言われる筋合いないだろ。
俺はもうあの家の人間じゃない』
「…ひとりじゃなんも出来ない癖に威張りやがって」
『…』
「変なガキのプライドなんかさっさと捨てて家に戻りなさい」
『毎日忙しい忙しいって、家にすら帰ってこないあんたがわざわざ来たと思ったらそんな話かよ。
あんたの顔に泥を塗らない程度には帰ってやってんだろ？』
大事な日には帰って親戚達には仲のいい親子を演じてやってる。これ以上の事をこいつにしてやらなきゃいけない借りなんか無い。
俺には何もしてくれなかったくせに。
『どこの誰だかも知らない女にうつつ抜かしてる気持ち悪いあんたみたいなやつと同じ空間にいるだけで具合悪くなんだよ。
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パンッと音がした後、滲むようにして頬に痛みが走った。
殴られたのだろう。
親父は一言どうせお前は家に戻る羽目になるんだと言うとスーツを治し部屋を出ていった。
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みつき(プロフ) - 花男みをすごく感じます…！ (2022年10月19日 10時) (
レス) @page16 id: 270fe76dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ている(プロフ) - DAMNさん» わー！初のコメント頂きありがとうございます<(_ _)>みんなさんの期待通りの展開にできるかは少し不安なのですが楽しんで貰えるよう頑張ります！ (2022年1月16日 17時) (レス) id: d53ebdb3f3 (このIDを非表示/違反報告)
DAMN(プロフ) - クプスかっこいい…次の更新楽しみです！頑張ってください！ (2022年1月16日 9時) (レス) @page18 id: 51f985e4ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ている | 作成日時：2022年1月14日 4時
