Ep.26 ページ26
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コツコツと廊下から足音が聞こえる。
『ねえ…誰か来たよ！起きて』
聞こえてくる足音にチェスンチョルの肩を叩くが
「んー、どうせあいつだから」
焦っている私を他所にチェスンチョルは目を瞑ったまま動こうとしない。
そんな焦りも虚しく
「…スンチョル？居るの？」
女の子が入ってきた。
綺麗に巻かれた栗色の髪の毛、高い身長に長く細い脚。
小さい顔に綺麗にメイクを施した彼女。
どこかで見覚えがある気がする彼女は、私とチェスンチョルを見ると顔を歪ませた。
「…あんた誰？」
・
不快感を隠そうともしない彼女はすかさず私と目を合わせ聞いてきた。
「あ、えっと…、」
誰と聞かれなんと答えればいいのかも分からず吃る私にチェスンチョルは小さな声で、黙ってろと言うと
「お前に関係ないだろ」
彼女にそう告げた。
「スンチョルに聞いてるんじゃない」
一度も自分の方もみず私の太ももで目を瞑る彼に間違いなく苛立っている彼女。そんな彼女にお構い無しに
「俺が連れてきた女にお前が構う権利ないだろ」
チェスンチョルは冷たくそう言い放った。
そんなチェスンチョルに彼女は寂しそうに俯くと
「…最低」
そう呟いて部屋を出ていこうとしたのだが
そんな時にまた、誰かが部屋に入ってこようとする足音が聞こえた。
・
現れたのはジョンハンさんだった。
修羅場と化したこの状況を見た彼は
部屋を出ていこうとした彼女の俯いた顔を覗き込み
悲しそうな顔をしているの事に気が付いたのか
「待ってろ」
そう言って彼女の頭を撫でた。
彼は彼女の顔で状況を理解したのか未だ目をつむるチェスンチョルの方を睨むと
「…お前、ほんと適当なやつだな」
そう言ってジョンハンさんは彼女の手を引いて部屋を出ていってしまった。
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みつき(プロフ) - 花男みをすごく感じます…！ (2022年10月19日 10時) (
レス) @page16 id: 270fe76dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ている(プロフ) - DAMNさん» わー！初のコメント頂きありがとうございます<(_ _)>みんなさんの期待通りの展開にできるかは少し不安なのですが楽しんで貰えるよう頑張ります！ (2022年1月16日 17時) (レス) id: d53ebdb3f3 (このIDを非表示/違反報告)
DAMN(プロフ) - クプスかっこいい…次の更新楽しみです！頑張ってください！ (2022年1月16日 9時) (レス) @page18 id: 51f985e4ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ている | 作成日時：2022年1月14日 4時
