Ep.16 ページ16
・
完全に拉致まがいのことをされた私はカバンを取り返して直ぐに車から降りようとしたがそんな願いも虚しく車はすぐに発車してしまった。
車はご立派にリムジンらしく、運転手さんに降ろしてくださいと抗議しようにも出来ない状態だった。
『ねえ』
「…」
『なにするつもり？』
「…」
勝手に連れ出して車に押し込んだくせに目的も教えてくれないなんて身勝手なことがあるだろうか
『ねえ！』
全然答えようとしないチェスンチョルに苛立った私は思わず肩をグーで殴ってやろうと手を挙げた。
が
・
その腕を取られてしまった私はチェスンチョル越しに天井を見ることになってしまった。
・
びっくりして抵抗しようとしていると
「うるせーな」
そんな一言と
チェスンチョルの顔が近付いてきた。
思わず怖くなって目を瞑ると
・
ハハッと聞こえた笑い声の後に
身体から重さが消えていった。
・
「結局俺とキスしたかったんじゃん」
チェスンチョルは笑いがこらえきれないといった表情で唖然としてる私を見ると誰がクソダサ女とキスすんだよと窓の外をみてフッと笑った。
・
こいつ、ほんとに最低すぎる。許せない。
どんどんイライラのメーターが上がっていく私にお構いなくチェスンチョルは話を切り出し始めた。
「今日の償いさせてやろうと思って。」
・
『は？』
謝罪ならまだしも償いとはなんなのか
未だいまいち理解ができていない私を放ってチェスンチョルは堂々と私の目を見て言った。
・
「今日からお前俺の言う事は絶対な」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 889人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みつき(プロフ) - 花男みをすごく感じます…！ (2022年10月19日 10時) (
レス) @page16 id: 270fe76dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ている(プロフ) - DAMNさん» わー！初のコメント頂きありがとうございます<(_ _)>みんなさんの期待通りの展開にできるかは少し不安なのですが楽しんで貰えるよう頑張ります！ (2022年1月16日 17時) (レス) id: d53ebdb3f3 (このIDを非表示/違反報告)
DAMN(プロフ) - クプスかっこいい…次の更新楽しみです！頑張ってください！ (2022年1月16日 9時) (レス) @page18 id: 51f985e4ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ている | 作成日時：2022年1月14日 4時
