キミが笑う.。【短編】

告白。 M.Y ページ43

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『柳田さん…』

「ん？」



だめだ、さっきからずっとこの調子


今は全日本の合宿中

沙織さんとかに協力してもらって
ずっと好きだった柳田さんに
告白しようと思ってたんだけど…


『好きです』
たったこれだけなのに、
この一言が出てこない


「どーしたの？」


ここで伝えてしまって
振ってもらって、
しっかりバレーに集中しよう

そう思ってたけど、
やっぱり怖くて、

呼び出してからもう10分は経っただろう
柳田さんもきっと困ってる

ど、どうしよ



『…えっと、サーブのことで！！質問が…』


え、なに言ってるの私


「ん？なに？」

『え、っと…』


だめだ、だめだ


「Aちゃん？」

『柳田さ、ん』



するとポタッと床に涙が落ちて
なんで泣いてるんだろう私。
柳田さんのこともっと困らせちゃう


『違うんです、あの…っ！』


涙をこらえようとした時、
急に柳田さんに抱きしめられた

すると柳田さんが


「Aちゃん、」

『柳田さんっ…？』

「やっぱり、俺から言う」


するとマサさんは私を一旦離して


「俺はAちゃんが好き。」

『なに、言って…』

「俺と付き合ってくれる？」

『え、待ってください、』

「…Aちゃんが気持ち伝えようとしてくれてたのちょっと気付いてて」


え！？なんで！？


「Aちゃん、言うの頑張ってて、それが可愛くて…笑でも泣き始めちゃったから笑」

『す、すみません…』

「ううん、やっぱり俺から言うべきなんだなって思ったんだよ」


柳田さん、


「俺と、付き合ってくれる？」

『そんなの、当たり前じゃないですか…ッ』




そして、今日から私たちは
付き合うことになりましたとさ









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(柳田さん〜好きです〜)
(ん、俺も)
(Aおめでとう！！)
(さ、沙織さんたち！？いつから…)
(ずーっと見てた笑)
(えええええ！？)








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夜中。 Y.I→←A MY GIRL FRIEND。 Y.I

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