MIRROR WORLD 【まいぜんシスターズ】 (ページ20)

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マ「え、そうなの！？」
一「うん！これ見て！」

そう言って一華ちゃんもパーカーのポケットからペンダントを取り出した。
それは、マイッキーが拾ってきたペンダントとほとんど同じものだった。

一「マイッキーくん、ぜんいちくんは知ってるけど、私のお父さんお母さんはもう死んでるの。
これは私のお父さんの形見のペンダントなんだけどね。それと元々は一つだったの。
死ぬ前に、これを私にくれて…。
『このペンダントが、お前を守ってくれる』
って言ったの。
なんだけどね、私…。舞那ちゃんの家に引き取られてからしばらくしてね、ペンダントの半分を
舞那ちゃんにあげたんだ。
私と舞那ちゃん、実は最初の頃は仲良くなかったんだ。
私は舞那ちゃんを警戒してたし、舞那ちゃんは私をうるさがってた。
でも、とある事件をきっかけに、私達2人は仲良くなったの。
あの時は舞那ちゃんも私も命の危機にさらされたからね…。私は舞那ちゃんも助かって欲しい、
二人で生きて帰りたいと思って、ペンダントを二つに分けたんだ。
それからずーっと、舞那ちゃんは、このペンダントをずっと大切にしてたの！

なのに、そのペンダントが森に落ちてたってことは…。
舞那ちゃんが捨てた…ってことになる…。
私、本当は舞那ちゃんに嫌われてたのか…！」

そう言って、一華ちゃんは泣き崩れた。