MIRROR WORLD 【まいぜんシスターズ】 (ページ17)

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一「えっマジで！？」
ぜ「うん、見てよ、とても光ってるでしょ！それに、一華ちゃんのポケットも！」
一「本当だ！…うわ、眩し！」
ぜ「ということは、この近くに舞那ちゃんがいるのかな…。」
一「そうだね！居なくならないうちに見つけなきゃ！
…あっ、光がもっと強くなった！こっちだ、来て！」

タッタッタッタ…。
ぜ「…裏路地じゃんここ、本当にこっちでいいの？」
一「多分！オリジンミラーの反応はどんどん強くなってるよ！」

暗いなぁ…。こんなところに舞那ちゃんがいるとは思えない…け…ど…。

ぜ「一華ちゃん止まって！」
一「えっ？何急に」
ぜ「…あれ！」

僕は前の方を指差した。
僕たちから数メートル離れた所に、舞那ちゃんの特徴とぴったり合っている女の子がいた。

ぜ「金髪で緑の目、緑の服…だったよね？
舞那ちゃんってあの子じゃ…」
一「…うん、間違いない！石も1番反応してる！良かった、見つかった！
おーい、舞那ちゃーん！」

スタスタスタッ
舞？「…一華？」
一「舞那ちゃーん、やっと見つけたよ！
いや～、心配してたんだよ？いきなり音信不通になるなんて…でも無事で良かった～！
まさか伝説のオリジンワールドにいるなんて正直思わなかったけど…。
…あれ、舞那ちゃん？何で黙ってるの？
あっ、もしかしてぜんいちくんに対して警戒してる？
大丈夫だよ～。彼はオリジンワールドの私だよ？舞那ちゃん探すのにも協力してもらったんだ！
ねっ、ぜんいちくん？」
ぜ「あ、うん…。」

(舞那ちゃんの様子がおかしい…。なんか嫌な感じがする…！)

一「舞那ちゃーん、いい加減喋ってよ～。何かあったの～？」
舞「…………………」

…舞那ちゃんは、自分にニコニコ笑いながら話し掛ける一華ちゃんを

バシッ

一「…っ！？」

音を立てて殴った…！