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「俺今から行くからそこにいて！！！電話繋いでていいからね？？」

岩本「ちょっと佐久間？？」

「凛空、、、色がわからない、、、事務所から家の往復は何度も通ってるし、多少見えなくても慣れてるんだと思う、、、だけど今回初めて来る場所でしかも日が落ちるの早いから外真っ暗なんだよ！！凛空にとって真っ暗で不安でいっぱいなんだよ！！！」

それだけ言うと俺は飛び出した、、、

凛空、ごめんね？？

勝手にしっかりものだと思っていたこと、、、、

目が悪いって言ってたけど勝手に大丈夫じゃんって思っていたこと、、、

凛空は、、、きっと何度も何度も家から事務所までの道を歩いて練習したんだと思う

誰にも言えずに1人で悩んでたんだと思う、、、、

ごめんな、凛空。

「凛空？？光は見えない？？」

五十嵐「薄っすら、、、街頭かな？」

「じゃあ何か音聞こえる？？」

五十嵐「えっと、、、駅、、、電車の音がする」

凛空のかすかな情報を元に凛空を探した。

駅まで走って、そこからあたりを見渡す、、、、

ふと、凛空と電話のつながってる携帯に耳を当てると誰かに声をかけらてた

「凛空？？凛空聞こえる？？電話変わって？？」

凛空は少しパニックになりながらも声をかけてきた主に代わった

それは中学生の男の子が泣きそうになりながら周りをきょろきょろしていることに不審に思い声をかけてくれたおじさんだった

場所を聞いて、すぐに迎えに行った

案外近くにいてくれた

「凛空！！！」

五十嵐「佐久間くん？？どこ？？佐久間くんどこ！！」

「凛空、ここだよ？ごめんね、凛空、、、」

五十嵐「佐久間くん、、、怖い、、、何も見えない」

「凛空、佐久間さんはいつだって凛空のそばに居るからね？助けてって凛空が言えばどこにでも駆け付けちゃうんだから～」

その日から俺は初めての場所ならなおさら凛空を1人にさせないって決めた

俺が無理な時はマネージャーに頼んで凛空の送り迎えをするようになった。

凛空は25歳だし、そろそろ自力でどうにかするから大丈夫だよ～なんていうけど、、、

たまにね？こうやって心がいっぱいいっぱいになっちゃうことがあるの

そういう時は「さっくん助けて」ってちゃんと言えるようになったのもあの出来事があってからなんだよ。

佐久間さんは凛空が呼べばどこでも行くよ？