検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:50,822 hit

非日常_Alterna channel◎リクエスト ページ12

人生って、案外先が見えない。
予想外のことだって、起こるもんだ。

「え…」

目の前の2人組に後ずさり。
こちらに気づかず、カメラに話しかける見覚えのある背中。

もしかして…というか絶対、

「お、おるたな…!?」

その声に、やっと2人が自分の存在に気がつく。

「あ…」

慌てて口を塞いだけど、もう遅くて。
こんな所で会えると思っていなかった私の脳内は混乱中。

「もしかして…僕らのこと知ってます?」

ヒョロリと背の高い、ないとーさんが私に声をかける。
思っていたよりもずっと高い身長で、見上げる形になる。

「あ…!い、いつも見てます…!!!」

たどたどしく、それでもなんとか言葉を紡いで答えると、渋ジャパさんが、嬉しそうに笑う。

「ありがとうございます」

軽くお辞儀をされて、私も反射的に頭を下げる。

(こっちがありがとうございますだよ…)

「撮影中でしたよね…お邪魔しちゃってすみません…」

その事実に気づき、慌てて謝ると、

「大丈夫ですよ、丁度今終わったところですし」
「それに、俺たちから声掛けちゃったんで」

2人の優しい笑顔にドキリ。
それは今に始まった事じゃないんだけど。

「あの」

再びないとーさんが話を切り出す。

「はい」
「ここじゃ、人が集まってきた時に迷惑なんで、どっか移動しませんか?」
「俺、いい所知ってるよ」
「え…!」

渋ジャパさんの言う"いい所"とは、私には全く検討がつかないが、私は考えるよりも先に、頷いていた。

何故か嬉しそうな2人に手を引かれ歩くお昼すぎ。

それはまるで、非日常。


P.S.
桜加さんリクエストでした。
遅くなってしまって申し訳ない…
おるたなのお二人に遭遇してみたいものですね。

ア・イ・ラ・ブ・ユ・ー_Dama◎リクエスト→←エキセントリック_Naitou◎リクエスト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
設定タグ:Youtuber , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

榮愛 - リクエストいいですか?水溜りボンドの二人書いてもらえますか? (2018年3月28日 8時) (レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - すみれさん» 了解です!お好みのシュチュエーションなどはございますか? (2018年1月28日 17時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - おるたなの渋ジャパ下さいぃぃぃぃい(土下座) (2018年1月28日 17時) (レス) id: b2ee1e5041 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - リクエストを書いてくださりありがとうございます!大丈夫です、バッチリキュン死しましたから( ̄▽ ̄)またリクさせてくださいm(_ _)m (2017年12月19日 15時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - ぴちこさん» リクエストありがとうございます!大変申し訳ないのですが、説明欄に書いてある方のみのリクエストをお受けしております。せっかくリクエスト頂いたのに、お答え出来ず大変申し訳ないです… (2017年12月17日 23時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年8月10日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。