銀色《ンダホ》彩優さんﾘｸ ページ9
久々の暖かい陽気に包まれ、うとうとしていた昼下がり。
突然、彼の口が開いた。
「ねぇ、そろそろ結婚しよっか」
余りに唐突で、なんの前触れも無かったものだから、私の脳は考えるのをやめた。
「えっと、結婚って？」
「それは、つまり、籍を入れることです」
「いや、それは分かるよ？！」
私の脳内はパニック状態なのに、彼はいつも通りの顔でこちらを見ている。
あまりにも平然としているから、一瞬、私がおかしいのかなって錯覚したけど、多分違う。いや、絶対、
(絶対的に彼の方がおかしい……！)
「どうしたの、変な物でも食べた？」
「いや？」
「もしかして熱ある？」
「全然」
「まさか、麻薬とか……」
「やってねぇよ！」
"あはは"と無邪気な笑いを見せるものだから、一瞬見とれて、それから、我に戻った。
「結婚って、あの結婚？」
「いや、どの結婚だよ(笑)」
今日はやけに彼のツッコミが冴えてる。
……じゃなくて、、！
「まって、まって、一旦整理させて。」
「どうぞどうぞ」
うーん、と頭を抱えて思考を巡らす。
コイツ、本気なのか？
「私達まだ22だよ？」
「もう結婚できるよ」
「……そうだけど」
そうなんだけどさ……
いくらなんでも、いきなり過ぎない？
焦り出す私の横でニコニコと笑ってポテチを頬張る彼にはやられた。
「一応、指輪あるんだけど」
「はっ！？」
ゴソゴソとズボンのポケットを漁り、取り出したのは小さな箱。
「まじ、ですか、、」
「まじです。」
いきなり彼の顔が真剣モードに切り替わったものだから、ﾄﾞｷｯとする。
「Aさん、俺と、結婚してくれないですか？」
彼の手の中には、光り輝く宝石が一つ。
目の前の光景が信じられなくて、驚きを隠せない。
だけどそれより、涙の方が勝った。
「はい」
歪む視界の中、銀色がｷﾗﾘ、と揺れる。
ｽﾙﾘ、と左手に輪を通し終えた彼の手に固く握られる。
「よかったぁ」
ふわり、微笑む彼の顔を、これから先も見られることが無条件に約束されるのであれば、
結婚も、悪くない。
ちよこれいと《ツリメ》いちごみるくさんﾘｸ→←彼は魔法使い《はじめしゃちょー》楽音蘭無さんﾘｸ
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ボン人.おるたなー - あ!水溜りボンドだー!嬉C超えの嬉Dー!! (2017年8月11日 10時) (
レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 鈴さん» そらちぃですね！！了解しました！ (2017年4月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - いつも小説見てます！ リクエストなんですけど…そらちぃでSになるやつお願いします。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 7693f00e69 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 雪丸さん» はじめくんですね！！お好みのシュチュエーションなどはありますでしょうか！？ (2017年4月4日 13時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪丸 - はじめしゃちょーのやつ沢山みたいです！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: aeb3e095eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁 | 作成日時：2017年2月4日 21時
