A.M.《シルク》しゃちほ子さんﾘｸ ページ42
「あー、腹減った」
暗闇の中で編集に没頭していたシルクが、大きく伸びをして呟いた。
「編集、終わったの？」
「おう」
「そっか」
飲みかけのミルクティーを机に置いて、"お疲れ"と笑いかければ、貴方の優しい笑顔が返ってきた。
「なんか買ってこようか」
「いやいや、駄目っしょ。
真夜中に女の子が一人で出掛けるとか」
財布を手に、近くのコンビニへ行こうと立ち上がった私の腕を、彼は軽く引く。
「えー、すぐそこじゃん。」
「それでも駄目。
行くなら俺も着いてく」
私の腕をパッと離して、近くにあった上着を羽織り、玄関に向かう彼。
私も慌てて上着を着て、鍵と、財布と、ケータイ、最低限なものだけをポケットに突っ込んだ。
外に出れば、シン、とした深夜独特の空気が身体を包む。
街灯が照らす二人きりの道を、並んで歩く。
「わっ、」
不意に握られた手に、驚いて彼を見ると、何食わぬ顔で空を見ていた。
輝く星たちが夜空を照らす。
晴れてるから今日は星がよく見えるな。
(シルクも同じこと考えてるのかな)
なんて、絶対に聞けないけど。
歩いてすぐのコンビニで、二人分の飲み物と、空腹を満たす様なものをいくつか購入して、店を出た。
出てすぐに、再び握られた手。
彼から伝わる体温は、気持ちいい。
「ねぇ、ちゅーしよっか」
隣を歩いていた彼が、急にそんな事を口にするから、持っていたビニール袋を落とす。
ドス、という鈍い音と、ビニールが擦れる音。
「外じゃん」
「いいじゃん、俺ら以外誰もいないよ」
静かな夜道。
街灯の明かりだけが頼りの、二人だけの空間。
ドキリ、心臓の音が聞こえた。
なんだろう、なんか、身体がふわふわして、ドキドキして、
(深夜のテンションって、怖い…)
静かに重なる唇。
伝わる熱が、頭を麻痺させる。
くちびるが離れると、すぐに、
ぎゅって抱きしめられた。
「やっば、なんか、すげーかわいい」
そんな事を耳元で呟くから、
私の体温は上がってゆく。
彼によって上げられた体温と、彼から伝わる体温が混ざりあって、心地いい。
「俺、疲れてんのかな。
それとも、A不足なのかな」
「家帰ったら、とことん甘えるわ」
「任せて」
(貴方を甘やかすのは、得意だもの)
いつになるか分からないけど《＿＿》→←両腕に二人《カンタ・トミー》彩優さんﾘｸ
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ボン人.おるたなー - あ!水溜りボンドだー!嬉C超えの嬉Dー!! (2017年8月11日 10時) (
レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 鈴さん» そらちぃですね！！了解しました！ (2017年4月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - いつも小説見てます！ リクエストなんですけど…そらちぃでSになるやつお願いします。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 7693f00e69 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 雪丸さん» はじめくんですね！！お好みのシュチュエーションなどはありますでしょうか！？ (2017年4月4日 13時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪丸 - はじめしゃちょーのやつ沢山みたいです！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: aeb3e095eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁 | 作成日時：2017年2月4日 21時
