15分《マサイ》にんじんさんﾘｸ ページ4
多分、いや絶対私が悪いんだろうけど、
(マサイ君めっちゃ怒ってる……)
無機質な部屋の中、私に背中を向けて黙々と編集をする彼をﾁﾗﾘ、と見る。
あの時直ぐに謝っておけばこんなことにはならなかったのに。
意地を張って反論してしまった自分を憎む。
どうするべきか考えたけれど、やはり謝るのが最善の策であろう。
そう思って口を開けてみたはいいものの、肝心の"ごめんね"が出てこない。
(本当……私ってどこまで最低なんだ……)
両膝に顔を埋めて、気づかれないように小さく息を吐いた。
「A」
不意に名前を呼ばれる。
彼の手が肩に触れて、体温がﾄｸﾄｸと伝わってくる。それがどうしようもなく愛おしくて、彼の手を掴んだ。
「マサイ君……」
掠れた声で彼の名前を呼ぶ。
「ごめん」
「ごめんなさい」
ハットして顔を上げた。
"はは"と笑い声。
重なった"ごめん"の言葉。
ふわりと抱きしめる彼の腕。
「なぁ、A。
知ってるか？仲直りは15分以内にしないと駄目なんだって。」
ふと、彼がそんな事を零した。
「そうしないとほとんどのカップルが別れちゃうんだとさ」
「えっ、それは嫌だ！」
「うん、俺も嫌」
"だからもう仲直りな"
優しい声で囁く彼の声が擽ったくて、笑が零れる。
「うん、仲直りね！」
ぎゅっとより一層彼を強く抱きしめた。
タイムリミットは15分。
好きならば、その関係を大切に。
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ボン人.おるたなー - あ!水溜りボンドだー!嬉C超えの嬉Dー!! (2017年8月11日 10時) (
レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 鈴さん» そらちぃですね！！了解しました！ (2017年4月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - いつも小説見てます！ リクエストなんですけど…そらちぃでSになるやつお願いします。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 7693f00e69 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 雪丸さん» はじめくんですね！！お好みのシュチュエーションなどはありますでしょうか！？ (2017年4月4日 13時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪丸 - はじめしゃちょーのやつ沢山みたいです！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: aeb3e095eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁 | 作成日時：2017年2月4日 21時
