声とか、歌とか、《ぺけたん》アミノ酸@ウオタミさんﾘｸ ページ11
「ぺけたんの声好きだな」
次の曲を入れ終えた彼が"え？"と笑う。
「ごめん、なんでもない」
「そう？」
「うん。ほら曲始まるよ」
慌ててマイクを持ち、立ち上がる彼をストローでコーラを飲みながら見ていた。
いつものふざけている(失礼)彼からは想像出来ないほどの、優しい声で歌うものだから、ついうっとり聴き入ってしまう。
目を閉じて、耳だけで彼の歌声を感じる。
綺麗な高音が部屋に響く。
あまりにも切なげに歌うものだから、涙が出そうになって、ﾊｯとする。
目を開けると、歌い終えた彼が不思議そうにこちらを見ていた。
「あ、次の私だ」
心配そうに眉を下げる彼に、少し笑ってみせた。
何事も無かったように振舞って見たけれど、違和感は残ったまま。
だけど彼は何も言わず、黙って私の歌を聴いてくれた。
「帰ろっか」
不意に、彼が口を開いた。
ふと時計を見ると、私達がカラオケに来てから2時間ほど経っていた。
「……もう少し、歌ってよ」
ぽろり、零れた言葉に彼は目を開いた。
慌ててはぐらかそうとしたけれど、多分もう遅い。
だったらせめて、最後まで言おう。
「普段話す時の少し高い声とか、優しい歌声とか、不意に見せる笑顔とか、気が利くところとか、無駄に優しいところとか、全部含めて。
私、ぺけたんの歌声好きだよ。」
「それって、本当に声だけ？」
「えっ、と……」
ﾄｽ、と彼が隣に腰を下ろす。
当たっている肩にでさえ意識してしまって、至近距離で、心臓の音が聞こえていないか心配になる。
「ちゃんと言ってくれなきゃ分かんないよ」
ﾊﾞﾁﾘ、と彼と目が合って、心臓が弾けそうになった。
「私は、」
「ぺけたんの事が、好きです」
声が震えてしまったけれど、貴方には伝わったようで、優しく貴方の体温に包まれた。
「俺も、好き」
ショコラトール《はじめしゃちょー》→←ちよこれいと《ツリメ》いちごみるくさんﾘｸ
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ボン人.おるたなー - あ!水溜りボンドだー!嬉C超えの嬉Dー!! (2017年8月11日 10時) (
レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 鈴さん» そらちぃですね！！了解しました！ (2017年4月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - いつも小説見てます！ リクエストなんですけど…そらちぃでSになるやつお願いします。 (2017年4月4日 15時) (レス) id: 7693f00e69 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 雪丸さん» はじめくんですね！！お好みのシュチュエーションなどはありますでしょうか！？ (2017年4月4日 13時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪丸 - はじめしゃちょーのやつ沢山みたいです！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: aeb3e095eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁 | 作成日時：2017年2月4日 21時
