▽飯田 ページ23
「え、」
「あ、」
私は目を疑った。
どうして、貴方がここに、
「祐馬くん、」
「A、久しぶりやな」
一瞬、誰だか分からなかった。
本当は人違いなんじゃないか、って。
だって、なにもかも変わってしまっていたから。
あの輝かしいほどの瞳も、眩しい笑顔も、貴方の表情からは読み取れないほど。
長く伸ばされた、茶色の髪の毛。
私の知っている祐馬くんの面影は何処にも無かった。
だけど、私の名前を呼ぶ声は、確かに貴方のもので、
「高校卒業以来やな」
「うん、そうだね」
なんて、言っていいかわからずに、ありきたりな台詞を返す。
「それって……」
「あぁ、これ？」
私が指さしたそれを、背中に背負っていた黒いそれを、
貴方は下ろした。
「俺、バンドやってるん。まだ全然有名やないけどな。」
苦笑いを浮かべて、私を見る。
「まだ、やってたんだ。」
高校時代、軽音部に所属していて、ベースをやっていたっけ。
なんだか、ホットした。私の知っていることがまだあって。
「なんか喉渇かん？飲みもん買ってええ？」
今日は季節外れの気温でで、夕方だと言うのに汗ばむような、
そんな天気だった。
貴方は近くの自販機まで行くと、缶コーヒーを1本。
それから、
「ん、」
「え」
「お前、これ好きやったやろ。」
そう言って差しだされた350mlのペットボトル。
"ミルクティー"
学生の時好きで、毎日のように飲んでいた。
前に好きなのかと祐馬くんに聞かれた事があったっけ。
その時私はなんて答えたんだっけ。覚えてないや。
でもいいの、貴方が覚えていていてくれさえすれば。
「なぁ、今度俺らのLIVE見に来てよ。」
「うん。」
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アソパソマソ - 古賀さんが告白するのを読みたいです。 (2017年7月29日 12時) (
レス) id: a0dcacaca2 (このIDを非表示/違反報告)
首藤(プロフ) - リクエストありがとうございました！！文章まとまり無さすぎてすみません……読んでいただきありがとうございました！！ (2016年11月17日 19時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - リクエスト書いていただき本当にありがとうございました！とても感動しました…( ´^`° ) (2016年11月17日 18時) (レス) id: 4c26696416 (このIDを非表示/違反報告)
首藤(プロフ) - あっぷるさん» リクエスト誠にありがとうございます！書かせていただきますね！ (2016年11月13日 22時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - 義勝が、彼女とデレデレしてるのを読みたいです！笑 (2016年11月13日 22時) (レス) id: 2783465865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁 | 作成日時：2016年10月12日 18時
