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そのメールを送った後、5秒後位に彼女から電話がきて、今から俺んちに来るとか。
夜遅いから迎えに行けばよかった。
なんて後悔してみたものの、もう彼女は家を出た頃だろう。
行き違いになっても嫌だから、俺は大人しく家で待機することにした。
んだけど、
10分、20分……
彼女の家から俺んちまでは、割と近くて、歩いても10分以内ではつくはず、
なのに、30分たった今でも、インターホンが鳴る気配はない。
何かあったんじゃ、
変なやつにでも……
そう思ったら、いてもたってもいられなくて、ケータイと鍵をポケットにしまい、家を出ようとドアを開けた時だった。
同時に向こう側に開けるようにドアは開き、そこに立っていたのは
「ともくん」
「A……」
彼女の手にはビニール袋
「ごめんね、遅くなっちゃって、コンビニ寄ってたの」
その袋を顔の位置まで持ち上げてはにかむ君
その笑顔を見て何かが外れたかのように、俺は腕を伸ばした
「とも、くん……?」
初めて触れた彼女の体、それは思った以上に細くて、
これ以上強く抱きしめたら折れてしまいそうだけど、
そんなの気にせずギュッと抱きしめる
「どうしたの?」
耳元で不思議そうな彼女の声が聞こえるけど、それは無視して、
ただ君の温もりを感じていたかった。
その後、俺が心配していたことを話すと、彼女は「なにそれー」なんて笑った。
その笑顔がとても可愛くて、また抱きしめてしまったけど、
だけど、やっぱり
「触れたい」
なんて、口に出すのは恥ずかしいから、
君には言えない。
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アソパソマソ - 古賀さんが告白するのを読みたいです。 (2017年7月29日 12時) (レス) id: a0dcacaca2 (このIDを非表示/違反報告)
首藤(プロフ) - リクエストありがとうございました!!文章まとまり無さすぎてすみません……読んでいただきありがとうございました!! (2016年11月17日 19時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - リクエスト書いていただき本当にありがとうございました!とても感動しました…( ´^`° ) (2016年11月17日 18時) (レス) id: 4c26696416 (このIDを非表示/違反報告)
首藤(プロフ) - あっぷるさん» リクエスト誠にありがとうございます!書かせていただきますね! (2016年11月13日 22時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - 義勝が、彼女とデレデレしてるのを読みたいです!笑 (2016年11月13日 22時) (レス) id: 2783465865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:郁 | 作成日時:2016年10月12日 18時