恋愛恐怖症 (ページ19)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:18,032 hit

＊18 ページ19

．

その彼氏とのトラブル段々落ち着いて来た頃

私は今のショップで働いていた。

そんなある日。

カランっと音がして、ドアが開いた。

「いらっしゃ……………どう、して、？」

そこには、来れるはずのない元カレがいた。

服を買いに来たわけでもなく。

そこから元カレのストーカーはエスカレートしていった。

そしてある日、とうとう家も突き止められてしまった。

夜寝ているとき、ドアをもの凄い勢いで叩かれる音で起きた。

「おい！A！！！

いるんだろ！？開けろよっ！！！！

お前開けなかったらどうなるかわかってるんだろうな！！」

ただ、ひたすら恐怖と戦っていた

深夜だったから周りの部屋にももちろん聞こえて、幸いなことに他の部屋の人が通報してくれて何とかなった。

でも、後に私はパニック障害と通告された。

街で人とすれ違うことも怖くなってしまって、

仕事にも出れなくなって

やっと克服できて来た頃に、また元カレが現れた。

「………っでも、裕太さんのお陰で、何とか大丈夫です……。ほんっとうにありがとうごさいました」

言っちゃったよ……

引かれることも承知で全部言ったけどやっぱり怖い

気づけば裕太さんの手が私の頬に

「俺がいるから……もう泣かないで？」

私、泣いてたんだ

でも、不思議と裕太さんに話したら

すっと心が軽くなる

．