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「やっと来たのね。」
確かな気配を感じて私がぽつりと呟くと、呪霊は即座に離脱の態勢に入った。
悟は空から全体を眺め、何処に転移したのでこちらには応援は必要ないと判断したのだろう。
それは、私がこの呪霊を始末していいということ。
逃げる為に木の根を編んだ籠に乗っている呪霊に向けて飛び上がる。
いままでで一番速く剣筋を煌めかせると、呪霊はその気配に咄嗟に大量の木の根を作り出して緩衝材にした。
その全てを切り裂いたところで、呪霊はバランスを失って空中を落ちていく。
私はそのまま近くの木に降りたったところで、瞬間全力の力でその場を飛び退いた。
『茈』
物凄いエネルギーが、束になって呪霊が落ちていった場所を直撃する。
「流石ね、悟♡」
クララはその赤い瞳を愉悦に塗れさせて、恍惚とした表情を浮かべる。
「さて、後ろにこそこそと隠れてる彼の仲間さん。」
「っ、、」
キィン、と剣先を呪霊の方へ向ける。当然剣は届かないが、その風圧は木を真っ二つにするほどの恐ろしい殺気を纏わせる。
「私今とっても機嫌がいいの。貴方の仲間はもう息絶えたけど、貴方のことは見逃してあげる。ああ、なんて私優しいのかしら？」
本来なら皆殺しなのだから。
そう私が慈悲の心をだせば、そそくさとその呪霊は気配を消す。
静粛な雰囲気の中、私は酔ったように頬を上気させてただ笑った。
＜＞＜＞＜＞＜＞
解説みたいな何か
分かりにくかったらすみません、今回で花御は死にました。
花御とクララが戦う→花御が押される→長引く戦いにいらいらした五条先生が茈をぶっ放す→花御に直撃
という流れです。原作では掠っただけで済んでいましたが、悠仁や葵と比べてクララはかなり強いので、花御が茈を受けるまでの体力の残量が全然違いました。
多少矛盾してたらご容赦ください。
悠仁と葵は何事もなく戦い続け、原作レベルまで強くなっています。
あくまで原作沿い予定だったので、嫌だった人がいたら申し訳ありません。
前々から言っていますが、これから終わりのセラフの方の吸血鬼達も登場させようかなと思っています。
配慮は充分に、両作品のイメージを壊さないように面白くかけたらな、、と思っています。
これからも見ていただけると嬉しいです。
書くことが大好きなので学業と両立して頑張ります！
Reina
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Reina(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！私生活の方が忙しくて中々時間が取れなかったのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2021年10月24日 19時) (
レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新お久しぶりです！もう更新しないのかなぁと少し不安になってましたがありがとうございます！ほんとにこの小説面白くて大好きです！無理だけはせずにこれからも頑張って下さい！ (2021年10月24日 3時) (レス) @page26 id: 9bb0d4787d (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - いつも楽しく拝見させていただいております。更新を楽しみにしてお待ちしております！頑張ってください！ (2021年7月18日 17時) (レス) id: e5f7c718e0 (このIDを非表示/違反報告)
Reina(プロフ) - れんさん» ありがとうございます (2021年5月25日 16時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ご対応頂きありがとうございます！これからも更新楽しみにしております。季節の変わり目ですのでお身体にはご自愛くださいませ。 (2021年5月25日 1時) (レス) id: cf8acd5d9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reina | 作成日時：2021年2月11日 2時
