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巫女服の人間は呆れたように溜息を吐いた。


「まったく、この子らは、、、、で、あの馬鹿は?」
「悟は遅刻だ。」
「悟が時間通りにくるわけねーだろ。」
「馬鹿が五条先生のこととは言ってませんよ。」
「おまたー!!」



悟が東京校の面々を押しのけるように台車を引かせながら登場する。中に人の気配がする大きな箱と、その上には奇妙な人形のような何かが乗っていた。



「五条悟!!」



忌々しげに巫女服の人間が呟く。仲でも悪いのか?と考える暇もなくペラペラと彼は喋り出した。



「やあやあ皆さんおそろいで、私出張で海外に言ってましてね。、、、はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお土産を。あ、歌姫のはないよ。」
「いらねえよ!!」



奇妙な人形のお守りを受け取った生徒が胡乱な目で受け取るなか、その台車は私達の方へ向けられる。



「そして東京都の皆にはこちら!!故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」
「はい!!おっぱっぴー!!」



バン!!!と派手な効果音を響かせて悠仁が箱の中から飛び出てくる。サプライズのようだが、恵や野薔薇は驚いた表情を浮かべながらも嬉しさはどこにもない。



ええ、と悠仁が焦っているところに後ろから嗄れた老人の声がした。



「宿儺の器!?どう言うことだ、、、」
「楽巌寺学長ー!いやー良かった良かった。びっくりして死んじゃったらどうしようかと、、心配しましたよ。」
「糞餓鬼が。」
「あらあらあら、そんな言葉遣いは私に従属を強いた高貴な人間には似つかないわねぇ。」



私はすっと悟の隣にたつとふわりと柔らかい微笑みを浮かべる。



「其方、、この前はよくも、、。」
「なあに?なんて言ったの?ごめんなさいね、知能のない人間の声は私の耳には聞こえにくいの。」



ふふ、と笑って私は悟の腕に手を絡ませながら上機嫌で元にいた場所へ戻る。



「久しぶりね、会いたかったわ。」
「あはは、本当にー?」



ぱ、っと絡めていた腕を解かれて、彼は軽薄に笑った。

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Reina(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!私生活の方が忙しくて中々時間が取れなかったのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります! (2021年10月24日 19時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新お久しぶりです!もう更新しないのかなぁと少し不安になってましたがありがとうございます!ほんとにこの小説面白くて大好きです!無理だけはせずにこれからも頑張って下さい! (2021年10月24日 3時) (レス) @page26 id: 9bb0d4787d (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - いつも楽しく拝見させていただいております。更新を楽しみにしてお待ちしております!頑張ってください! (2021年7月18日 17時) (レス) id: e5f7c718e0 (このIDを非表示/違反報告)
Reina(プロフ) - れんさん» ありがとうございます (2021年5月25日 16時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ご対応頂きありがとうございます!これからも更新楽しみにしております。季節の変わり目ですのでお身体にはご自愛くださいませ。 (2021年5月25日 1時) (レス) id: cf8acd5d9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Reina | 作成日時:2021年2月11日 2時

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