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9話 「秘密の時間です」 by Kreha ページ9

「起きないなぁ……」

うなされているのは止まったが、一向に目を覚ます気配がない。

「私のせいなのかな」

蒼樹の頭を撫でると、何とも言えない違和感を感じた。

「左眼……意図的なのかな?」

隠してるようにも思えた。
これ以上は止めよう、そう思って手を戻した時だった。

「……ん」
「南雲君、起きたんだ……」
「っ!痛い!」
「!?」

彼は左眼を抑え、手洗い場へ駆け込む。

「あぁ。痛かった」

鏡に映った彼の顔を見た紅葉。
咄嗟に口元を押さえた。

「……北條?」
「あ、えっと……」
「見てしまったんだな。俺の本当の顔」
「……」
「とりあえず、教室へ戻るぞ。話はそれからだ」
「はい……」

教室までの距離が長く感じた。
お互いに罪悪感が残る。

「後で番号を書いて渡してくれ」
「わかりました。南雲君のも下さいよ?」
「もちろんだ」


教室へ戻ると、碧斗が何かしていた。

「入りづらいな。ピンク色のオーラ出しやがって」
「今のうちに交換しましょうよ。二人にバレたら大変ですよ?」

交換し終えた二人は教室へ入った。
そこには、二人が予想だにしなかった事が起きていた。

「嘘だろアイツ……」
「緋奈……」

碧斗はこっちを見た。

「……静かに。起きちゃう」

10話 「説教の時間よ!」by Hina→←8話 「空手の時間だ!」 by Aoto



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作者名:アンノーン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kronos1/  
作成日時:2018年12月10日 18時

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