Life-愉快な仲間と刻む思い出- 【オリジナル】 (ページ18)

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18話　「悲鳴と狂気の時間です」By Kureha ページ18

「ジェットコースターに行こう」
「えぇ……」

全員が引き気味だった。
走ったせいで足がパンパン、ただ一人を除いて。

「涼しい顔して……鬼！ヒトデナシ！ロクデナシ！」
「鍛錬が足らねぇんだよ」
「蒼樹君、鬼になってない？」
「知らなーい」

絶叫系はあまり気が乗らない。

「私は行きたいです……」
「お、意外だな。混み具合とかも考えるか」

望美はちょっとノリノリで、朔夜も乗せられている。

「ソフトなやつから行こうぜ！」
「ソフトって何だよ(哲学)」

ラーメンができるくらいの時間を歩いた。
少し大きめのジェットコースター。

「うわ、高低差が激しいやつじゃん……」
「なに、緋奈。怖いのか？」
「ち、違うし！怖くないし！」

怯える緋奈の一方で。

「朔夜ー！楽しそう！」
「すごい悲鳴だ。かなりキツそうだな」
「ほらいくどー！」

紅葉に連れられ、列の先頭に並んだ。

「二人乗りだね。どうする？」
「紅葉、私と……」
「悪い、緋奈。紅葉は俺と乗る」
「は？」
「ダンナと乗っていけよ」
「嫌よ！何で私が……」

否定するも顔を赤くする緋奈。

「そんなに僕のこと嫌いなの？」
「……わかったわよ！」
「助かる」

そして、降りる人たちとすれ違い……。

「心の準備はいい！？」

乗り込んだ。