第37話 遊ぼ ページ39
男「なぁ、何にも出ねーじゃん。」
男2「うーん、おかしいな。確かこの山で出るっていう噂なんだけどな。」
女「ねぇー疲れたー。おんぶして。」
女2「もー、わがまま言わないでよ。行きたいって言ったの貴女でしょ。」
女「わぁーるかったね。」
男「おい、何か聞こえないか。」
・・・こ。
・・・・・どこ？・・。
男2「みんなあそこ。」
女2「…何でこんなところに女の子。」
和服を着た女の子が座って泣いている。でも、中学2年生ぐらいかな。
男「……なぁ、お前霊感あるんだよな。あいつは幽霊なのか。」
男2「いや、生きている人です。多分この山で開かれている祭りで迷子になったのでしょう。」
女「じゃあ、幽霊じゃないなら声かけてくるね。」
女は、女の子の肩をポンッと置き。
女「ねえ、あなた迷子ね。お姉ちゃんと一緒に帰ろうか。」
A「無理だよ。・・・大切なものをなくしたんだ。」
女「へーえ、ねえ。どんなものなの。」
A「あのね、狐のお面をなくしたの。せっかくお母さんに買ってもらったのに。」
男「あー、じゃあ幽霊探しのついでにお面探しってのはどうよ。」
女2「いいね。もしかしたら行きにあるかもしれないね。」
男2「じゃあ、行こうか。君は何年生かな。」
A「中学一年生ですけど。」
女「へーえ、大きいじゃん。でも、そうしてここにいるの？」
A「友達が先に行っちゃって、それで急いでいたらお面が落ちちゃっていて。」
女2「それは悲しかったね。友達もお面も見つけようね。」
A「あ、ありがとうございます。」
男「おっ！あれじゃね。」
A「あっ！私のお面。」
女の子は狐のお面を拾った。とてもきれいなお面だ。彼女は、そのお面を被りくるっとこちらに向いた。
A「ありがとうございます。おかけで・・・・・楽しいお遊びが出来そうです。」
いきなり、強い風が吹き僕たちは目を塞いだ。目を開けると森の中にいた。しかも、とても深そうだ。
男2「みんな！だいじょう・・・みんな、どこ？」
僕の隣にいた三人がいない。さっきまでいたのに、そういえばあの女の子が言っていたっけ。
男2「…楽しいお遊びが出来そうです。」
僕は、彼女が言った言葉を繰り返しに言った。すると、頭の中にあの女の子の声が聞こえた。
《遊ぼ、遊ぼ、鬼ごっこで遊ぼ。私が鬼。あなたは人。20分で捕まらなかったらここから出してあげる。みんな、楽しく遊ぼ。もし捕まったら鬼に食べられちゃうよ。》
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ハロウィン大好き(プロフ) - アイネストさん、ありがとうございます！！！！！！最近更新できなくてすみません( ;∀;)。でも、コメントをくれたことはとても嬉しかったです！！本当にありがとうございました。 (2019年9月15日 18時) (
レス) id: fa991c76f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト(プロフ) - 突然のコメント失礼します、大好きすぎて毎日１周するペースで見てますめっちゃ好きです無理しない程度に更新頑張ってください (2019年9月7日 1時) (レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハロウィン大好き | 作成日時：2019年7月6日 16時
