【イナゴ】小さき少女は能力者!? 序章～転校初日で生徒会長!?～ (ページ10)

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　　＿６.～Why......?～－何故だ......？－（倉間side）ページ10

浜野「倉間～そういえば言ってなかったけどさ、俺らのクラスに転校生来るんだって！」
倉間「ふーん......ってホント、突然だな」

　実は俺達二年トリオは三人とも同じ二年A組、霧野も同じだ
　神童と一乃、青山は隣の二年B組、二年C組はサッカー部はいない

　まぁ、作者の都合でこうなった
倉間「どこからそんな情報を......」
浜野「そんなの、裏情報に決まってるじゃん！」

　いやいや、決まってないからな

　転校生か、少しも気にならない...... 事もない
浜野「あっ速水～！さっきぶり！」
速水「えっ、あっハイ、さっきぶりですね」

　速水は俺達の後ろから風の如く階段を駆け上がってきた

速水「そういえば浜野君の言っていた通り転校生、居ましたよ！
　俺、さっき職員室で見ました！」

　それを聞いた瞬間、浜野の目がキラリと光った
浜野「どんな子!? どんな子!? 男!? 女!? 教えて教えて!!」

　あーあ、始まったこうなった浜野は止められない速水、ガンバ←

速水「は、浜野君、落ち着いてください！ちゃんと、ちゃんと話しますからっ
　えーっと、倉間君ぐらい背の低い女子で、目が青です。
　それから髪は長くて水色？を少し濃くしたような色でした、多分......」

　あとは......俺と同じでメガネ掛けてました、と速水は言う

　背が低い、かなんか浜野が企んでいそうだな背比べさせよう、とか
　チラッと浜野を見る嗚呼、やっぱりなんか企んでるわ、あの顔は

浜野「倉間、な、何？なんかついてる？」

倉間「い～や、なんでもないぜ？」

速水「二人ともビミョーに火花散らさないでください」

　......速水に止められたまぁこうなるのわかっていたけどな
速水「あっ、そういえばその転校生、
　考えたって無駄だ行動しないととかなんとか言ってました。それと」

　ん？それと？

　速水は少し声が震えていた
速水「階段を上る前、頭に響いてきたんです。
　頭に直接、その子の声が。『―――――』って......」

　速水の言った事に、俺は少し驚いた
浜野「ちゅーか、それ空耳じゃね？」
速水「そ、そうですかね......」

浜野「そうそう！疲れてるんじゃね？疲れてる時はそういうの聞こえる事があるし、なっ」
速水「......そうですね、そういう時もありますよね、それより教室に急ぎましょう」
　
　なぜだ？あの子と同じで何か引っかかる......

浜野「倉間ーHR始まっちゃうぞー」

　今行く、と返して俺たちは廊下を走って行った