【イナゴ】小さき少女は能力者!? 序章～転校初日で生徒会長!?～ (ページ20)

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　　＿16.～Sing～－歌う－ページ20

校歌終了

先生「はい、じゃあ席に戻って」
　皆、バラバラと席に戻って行った
　雷門中の校歌は、僕がアメリカに行く前にいた
　中学校の校歌より、音程も歌詞も比較的簡単だった

　あぁ、また思い出してしまいそうだ
　あの時の事はもう思い出したくないのに

先生「それで、次は......」
　また先生が話し始めた、さっきまで雲一つない
　素晴らしい快晴だったが、今はたくさんの雲が浮かんでいた
　はぁ、何か起きそうだ

先生「抜き打ち、歌のテストをします」

　は？

　つい、先生のいきなり発言に驚いてしまった
　皆、ポッカーンとしている。してない奴もいるけど

　それから、先生は説明し始めた
　簡単にまとめると
　好きな歌を歌う。挙手制。全員歌う
　教科書に載ってない歌でもok

　本当にこの学校、どうなってるんだ
　超次元過ぎる……そして先生が可笑しいぞ、うん

先生「はい、説明は終わりです。誰が最初に歌いますか?」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

　あれから、二十人ぐらいの人が歌い終わっていた

　もうそろそろ、僕も歌おうかな……？
　僕はそっと手を挙げた

先生「それじゃあ、次は黒澤さんね」

　他にも、手を挙げていた人がいたのにも関わらず
　僕が次に歌う事になった

　僕はカタッと音をたて、椅子から立ち上がった
　そしてスタスタとピアノの横に行った

先生「歌う物はなに？」

黒澤「えっと、ーーーーで、お願いします。
　それと先生、ピアノ、使わせてもらえますか?」

　歌は何かって？それはあとでわかるよ

先生「えぇ、いいわよ」

　先生の許可を得て、ピアノの椅子に座る
　何故か皆、僕に注目している

　まぁ、歌のテストのはずなのに
　ピアノの前にいるからかもね

　僕は一つふぅ、と息をして
　鍵盤に手を置いた

　そして、ゆっくりと音を奏で始めた

黒澤「スゥ......」

　息を大きく吸った時、それが歌う時の僕の……

　あの、幸せだった頃の僕への“ココロ”の切り替え

　“さぁ、始めるよ！”

　“どこかで聴いていてね。ーーーーー、ーーー！”

　“いつかまた、逢えるよね……？“

～～～
うーん、意味不;;
今のところ、週1更新←
もうちょっと遅いか？
ほんと、スミマセン;;