【イナゴ】小さき少女は能力者!? 序章～転校初日で生徒会長!?～ (ページ11)

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　　＿７.～My new class room～－僕の新しいクラス－ページ11

職員室を出てから僕は音無先生と他愛もない話をしていた
黒澤「音無先生は中学時代、何の部活をやっていらっしゃったのですか？」

音無「私はね、一年生の最初は新聞部だったの。
　いろんな部活を取材して新聞にまとめて貼り出していたわ。

　でもサッカー部に取材していく内に、近くで応援したくなってサッカー部に転部したの。
　それからはマネージャーをやっていたわ。

　そして今は栄えあるこの雷門中のサッカー部の顧問をしているのよ」

　へぇ～そうなんですか、と相づちを打ちながらのんびり階段を上がって行く
音無「そういえば黒澤さんは何部に入るの？」

　部活か、アメリカではクラブチームの助っ人ばかりやっていたからな
黒澤「いえ、特に決まっていないのですべての部活を見学してから決めるつもりです」

音無「そう、ゆっくり決めればいいわ。
　と言っても『転校生』っていうだけでいろんな部活が勧誘して来ると思うけどね。
　まぁ、それを巻くのは大変だと思うけど......頑張ってね」

　一段、一段呑気に上りながらは、はぁ......、と言う僕
　もしかして『～部に入部してくれ！』みたいな感じで追いかけられるのかな

　結構面白そうだからいいけど←

　そんなこんなで二年の教室があるフロア、三階についた

　廊下には今、僕と音無先生しかいない時刻は八時半、他の生徒は教室にいる

　そんな誰もいない廊下の中で僕と音無先生の言葉が飛び交う

　コツコツと足音を立てる度に教室で騒ぐ君達の声が近くなっていく

　だんだん、大きく、はっきりと、聞こえてくる

　そしてついに僕の新しいクラスの前に着いた

音無「ちょっと此処で待っていてね」

黒澤「はい、わかりました」

―――さて、僕の『―――』は此処にいるのかな？

　それと、もしかしたら僕の『―――』も......

　心がコロコロと動きながらも高まる気持ちを抑えつつ

　音無先生に呼ばれるのを待った

～～～
初めて二話も更新しました！

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