また、一人 ページ30
Aside
目の前でまた、一人消えていく仲間
優「う、嘘だろ!?……なぁ、雅!!
な、なんで、なんで!!」
泣き叫ぶ柏木君
埜乃「バカ!!バカ…!!」
涙を堪えながら呪文のように繰り返す埜乃
葵「雅…さん?」
目の前の現実を受け入れられない咲良君
貴「どうして、本音を言わなかったのよ!!
ねぇ、雅ーーー!!」
膝から崩れ落ちる
桃野さんの時は、救急車を呼ぶほど気が回らなかった…
そのままにして、逃げたんだ
青野君が、先生を呼びにいった
波「あなたたち!!何してるの!?……花園さん?」
波先生を連れてきてくれた
波「あなたたちは、帰りなさい!!ここは、先生に任せて!!」
真剣な瞳と気迫で、帰ることにした
優「俺は……一緒にいたいんです!!」
必死で懇願する柏木君
波「駄目よ…親御さんが心配するでしょ?
いいから、帰りなさい」
渋々承諾した
ー帰り道ー
6人で帰った…
重く冷たい沈黙
口を開いたのが、柏木君だった
優「可笑しい……」
皆は、その言葉の理解ができなかった
葵「どういうこと?」
優「雅は、自分の番がくることが分かっていた…その先も…
つまり、水筒を取りに行ったときに何かがあったってことだ…」
それに……一呼吸ついて言った
優「主催者は、俺達のことをよく知っている人物だ…」
それには、納得いく自分がいた
でも、それが、誰なのか…分からない
優「ボソッ)なんで、雅は、闇の続きを全部言わなかったんだ?」
ー自宅ー
皆と別れた後……
自分の部屋の隅にあるグランドピアノに手を触れた
もう、何年も触れていなかったが、懐かしい気持ちと弾きたいという衝動にかられた
貴「もう、弾けないのにね…」
自分の動かない指を見て悔しい表情をした
そういえば…何故あの人を連れてきたんだろう?
男の人の方が力があるし頼りになるのに…
それを青野君に聞くと…
竜「偶々、近くにいたんだよ」
という事だった
これは、ただの偶然ですか?
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来栖カホ - 葵くんいいですねぇ〜(´∀`)面白いです!!この小説!!!!! (2015年8月7日 21時) (レス) id: fcce6c1da0 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - そのニヤッ)大好きですよぉ(`・∀・´) (2014年5月3日 16時) (レス) id: b552e62066 (このIDを非表示/違反報告)
カイロ - 面白いです。頑張ってください。 (2014年3月21日 12時) (レス) id: dc1adf9b1a (このIDを非表示/違反報告)
JIN(プロフ) - 作者さん神や…夢中になって一気に読んだわww (2014年1月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 2dc6f2d477 (このIDを非表示/違反報告)
高佐悠雅@雪が降ったぁ〜! - すごい!すごい!感動しました!面白かったです!! (2013年11月13日 17時) (レス) id: d2f9970c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2013年9月14日 0時