2日目のシチュー (ページ3)

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寝起きからページ3

『ん～』
目が覚めて伸びをしようとしたら体に巻き付く大きな物体に阻まれた

｢ん...A｣

北斗くんだ

昨夜の情事は随分と激しかったからそのまま寝てしまったはずだけど北斗くんが下着を着けてくれていたらしい

『あれ...』
私が着てるスウェットは昨日北斗くんが着ていたもので、思わず襟を掴んで匂いを嗅いでしまう

『ほくとくんだ...』
北斗くんに包まれているようで幸せな気持ちになる

「A、俺の匂いほんと好きよね？」

『えっ』

｢おはよう、ねぇ...そんないいの？俺の匂いって｣
抱き締められてるから顔は見えないけど絶対にニヤニヤしているし、嫌な予感がして逃げたいけどがっちりホールドされていて逃げられない

『っ、北斗くんが勝手に着せたし...』

｢でも匂い嗅いでるのは別でしょ？脱ぎたいの？｣
そう言って脱がせようと手をかけられる

『っやだ、脱がない』
｢ふはっ...俺の匂い好きなんだ？｣
『...好き』

観念して答えるとニヤついた北斗くんが私の腰に手を添えて

｢今日も帰ったらシようね？｣
なんてご機嫌な顔で言うから断れない