Epilogue〈後書き〉 ページ37
そう言われているような気がして、何だか、心臓が抉られるような感覚がしました。
だから、Lainを殺す選択をしました。『死』というのは、実に簡単にできる、存在の抹消でしたから。
何かがきっかけで、Rainは自分の存在を恨み、過去に戻ってブラックと出会う前の自分を魔法で殺した。だが、それに気づいたブラックが、そんなRainを止めようとして二人は戦闘に入っていきます。
その果てに、ブラックはRainを殺しました(この展開も中々面白いかな?)。最後にRainは「I love you. Mr.Black」という言葉を残して……。
というストーリーで完結する予定だったのですが、作者の方に問題が起こってしまいました。
………全部全部、俺が悪いんです。
誰もが通る道なのでしょう。『サイコパス』という存在に惹かれるのは。惹かれすぎた俺は、Lainをそれにしてしまったんです。殺人鬼の狂気?異常な普通?その全てに私は魅了され、大切な第一子にすら影響を及ぼしてしまいました。
それがさらなる悪夢を呼ぶとも知らずに。
最後に、『ブラックと、とある魔女』を読んでくれた方、こんな後書きまで読んでくれた方、読んでいなくても見つけていただいた方々に、心より感謝を申し上げたいと思います。
Lainを記憶してくださって、誠に、有難う御座いました。
-Epilogue:終幕-
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作者名:U-ray | 作者ホームページ:http://Kegaretakoinitumonakiaiwo0
作成日時:2024年3月25日 23時