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3〈悪魔と魔女の愛と恋〉 ページ33
黙り込んだまま、ブラック様はカメラちゃんの方を向いて、その先にいる視聴者たちに、再び話し始めた。
「本当に、この少女は悪びれもしないのです。それどころか、まるで心の底から幸せそうな目をしながら、オレちゃんに罰してくれと頼む。本当に…」
ーーー「鬼ヤバです」
首に当てられていた鎌は、勢いよく私の元から離れ、そのままブラック様に振り降ろされるのを待っていた。
ひどく穏やかな心境で目を瞑った私は、壁から離れ、鎌が通りやすい位置で、じっと立ち尽くしていた。
いつもの、“あの言葉”を待ちながら。
「ディス・イズ!炎ターテイメント!!」
I love you,Mr.Black
ブラック様、大好きです。
そうして、私は暗闇を迎えた。
-第三章:終幕-
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作者名:U-ray | 作者ホームページ:http://Kegaretakoinitumonakiaiwo0
作成日時:2024年3月25日 23時