【ONE PIECE】もしも彼が主人公だったなら【ロー】 (ページ14)

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-無駄- ページ14

『そういえば、あの女の子はどうしたの？』

シャチ「広場にいた子か？その子なら船長が戦ってる隙に、俺が逃がしといたぜ」

『そっか。良かった。』

ゾロさんのところに来ていた女の子。
あの子の安否が少し気がかりだったから安心した。

ロー「そろそろここを出るぞ。海軍が来ても面倒だからな。」

海軍から逃げてきた私達。
呑気に仲間内で戦ってる場合ではない。
それに、目当ての島はここではない。

ロー「おい、眼鏡屋。てめェはどうする。」

コビー「ぼ…僕はここに残ります。」

『でも海軍になりたいんじゃないの？ここじゃ、もう身バレしてるし厳しいんじゃない？』

コビー「そうですけど…。」

ロー「残りたきゃ残れ。何かあるんだろ、理由が。聞かねェが好きにしろ。」

コビー「はい！」

コビーくんとはここでさよならしなくてはいけない。

コビーくんと雑用をする一年は長いようで…うん、長かったわ。
海賊になる前にだいぶ時間をロスした。

けれど、アルビダ船での出来事もきっと意味があるんだろう。
今の私にはロスとしか思えないけれど。

"人生に何一つ無駄なことなんてねェ"

昔、恩師はそう私に教えてくれた。
あの人の言うことにきっと間違いはない。

いつか大船団を率いる海賊になってもう一度あの人に会って、ギャフンと言わせてやる。