-仲間- ページ12
ヘルメッポ「おいガキ。何しにきたんだぁ？」
リカ「あ…いや…あの…」
ヘルメッポ「そいつに肩入れしようってんじゃないだろうなぁ？」
肩入れすれば、ガキであれど死刑らしい。
ゾロさんが捕まった原因が分からない為、正確には状況がいまいち掴めない。
けれど、なんとなく分かるのは、ゾロさんは悪いことをして捕まったわけではないっぽいということ。
女の子も「私のために捕まった」と言っていた。
この島の海兵の傍若無人さを見る限り、この女の子が海兵の逆鱗に触れるでもしたんだろう。
そして、このロロノア・ゾロは、女の子を庇って海兵に危害を加えた。
そんなところだろう。
海兵「な、なんだアイツらは！！」
ヘルメッポ「ん？なんだ？」
海兵が指を指す塀のほうを見ると、一匹の白熊とコビーくんが顔を出していた。
コビー「見つかっちゃいましたぁぁ！！ど…どうしましょう！！ローさん！」
塀の外からは、微かにローさんのため息が聞こえた気がした。
ヘルメッポ「ロー？もしかして、そこにいるのは死の外科医トラファルガー・ローなのかぁ！？」
ロー「あぁ、そうだ。」
塀を乗り越え現れたローさん。
ローさんを見るなり「親父ぃ〜！」と叫びながら基地へ逃げていくキノコ頭。
だせぇな、キノコ。
残された海兵たちは、ローさんに銃を向ける
海兵「海賊であるお前がこんなところに何のようだ」
ロー「俺は無駄な戦いをするつもりはねェ。その女を奪いに来ただけだ。」
そして、ローさんはｱﾙﾋﾞﾀﾞ達にやったのと同じようにroomと唱えると、青いサークルが広がった。
海兵「なんだ、これは！！」
刀を振ると同時にバラバラにされる海兵たち。
ゾロ「海賊っていうのは本当だったんだな、お前。まさかハートの海賊団の仲間だったとはな。」
海兵は次々と基地の中から出てくるが、その度にバラバラにされた人が増えていく。
白熊さんも応戦し、海兵たちに蹴りを食らわしている。
コビー「Aさん、大丈夫ですか？」
『うん、ありがとう』
ローさんがバラバラにしまくっている間にコビーくんとペンギンさん？が、縄をほどいてくれた。
私も応戦してやる。
あんな海兵たち、ぶっ飛ばしてやる。
海兵のほうへ殴りかかろうとローさんの横を通った時、彼によってそれは阻止された。
ロー「ややこしくするな。解放されたんなら、大佐が来る前にとっとと逃げるぞ」
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作者名：本郷葵 | 作成日時：2019年9月15日 1時
