第三十一話 ページ32
「準備しますので、ソファで待っていてください。」
「あの、何かお手伝いさせてください!ごちそうになる身ですし……」
「そう、ですねぇ……ではお皿の準備をお願いしてもいいですか?」
「!、はい!」
手を洗い沖矢さんが指定したお皿を並べていく。
いい感じに肉じゃがが温まってきたのだろう。
良い香りが香ってきて、思わず鍋をのぞき込む。
「わぁ…とても美味しそうですね…」
「まだ改善点はありますけどね…、あ、お皿ありがとうございます。あとは盛り付けるだけなので先にテーブルについていてください。」
その言葉に頷き素直にテーブルにつく。
すると沖矢さんが肉じゃが、そしてお漬物と、いつ焼いていたのだろう、焼き魚も持ってくる。
「あっすみません!運ぶのお手伝いします!」
「いえいえ、これで最後ですから大丈夫ですよ。」
そう言って立ち上がった私をまた椅子に座るように肩を押される。
気を使わせてしまった。
少し罪悪感を感じながらも、沖矢さんのいただきますに続き、私も箸をとった。
「……!、肉じゃがとてもおいしいです!」
「お口にあったようでよかったです。」
「料理、お上手なんですね。」
「ここの家主の奥さんのおかげ、ですかね。彼女に料理を教えてもらったので。」
「でもそれでもお上手なのは変わりないですよ。」
そういえば彼は恐縮ですと肩をあげた。
「そういえば」
会話がなくなり、少しした頃にまた彼から会話が始まる。
「昨日の怪盗キッドのニュースはご覧になられましたか?」
「え、昨日、ですか?すみません、見てないです。」
そうでしたか、と沖矢さんは昨日あったらしい怪盗キッドの事件について話してくれた。
からくり箱に入った宝石を狙った犯行で、またもコナン君が阿笠博士に化けていたキッドを見破ったらしい。
キッド、か……
彼もすごい人だよね。
正確な数値は忘れたが、とても頭がよく、マジックも上手い。
誰もが認める大怪盗であり、マジシャンだ。
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抹茶(プロフ) - 続き待ってます! (2021年4月29日 20時) (レス) id: d4cbcb32c5 (このIDを非表示/違反報告)
ただのコナン好き - 頑張ってください!ずっと待ってます!!!! (2020年10月4日 2時) (レス) id: 16a116f907 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - めっちゃ続きが気になります…… (2020年7月1日 23時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - ずっと待ってます! (2020年6月25日 6時) (レス) id: 85975469a2 (このIDを非表示/違反報告)
神 - とっても面白かったです。応援します。また夢を見ましょう?更新頑張って下さいね。 (2019年1月18日 20時) (レス) id: 126f1c9449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキヤ | 作成日時:2018年1月26日 23時