ハニートラップはお断り【名探偵コナン】 (ページ17)

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第十六話ページ17

えー皆さんおはようございます。
安室さんと連絡先を交換してから早くも一週間が過ぎました。

あまりの収穫のなさに私はそろそろ心が折れそうです。

ポアロに行ってから数日は何故か沖矢さんもコナン君もついてこなかった。

いや、まあ別にいいんだけどさ……

「猫一匹いませんね……」

いやよくない。

「ふぅ…大分探しましたし、少し休憩がてらカフェにでも寄りませんか？」

沖矢さん達の代わりとでもいうように今度は安室さんがほぼ毎日手伝ってくれているからだ。

えーいやいや、ちょっと待って。
なんでいるの？という疑問は置いておいてこんなイケメンと一緒にいたら心臓が持たないというか猫探しどころではない……

というか……私はとんでもない情報を仕入れてしまったのだ。

それは、安室さんがあの黒の組織の関係者であること。

あ、いや！自ら調べたわけじゃないよ！！
ただこないだたまたま見てしまったのだ…

コナン初心者でも分かる組織随一のボイン、あ、いや違くて美人のベルモット。
彼女と安室さんが一緒にいるところを……

いやーーー！！ちょっと待ってくださいよ！！！

え、安室さんって敵だったの！？
というかコナン君は知ってるのかな！？
いやあの主人公なら知ってるか！！！
でもなんであんなに仲良く……

まあ組織の情報を引き出すためか……
なんて危ない橋を渡ってるんだコナン君！

などと私が顔を赤らめたり真っ青にしたりを繰り返しているとポンと肩に安室さんの手が置かれた。

「大丈夫ですか……？やはり毎日探してるのでお疲れになったんでしょうね…
先ほど休憩によさそうなカフェを見つけたので、行きましょう。」

そうスマートにエスコートする彼に顔を赤くしながらも恐怖を抱いていた。