38 次なる仕事 ページ36
「文官長。これは一体どういう事でしょうか？」
「ガリアードとブラウンが君の奉仕免除を進言した時に、俺が君を助手に任命したと説明しただろう」
「それは…お聞きしましたが…何故、私まで…」
ここはマーレ国と中東連合の各国との和平を結ぶ調印式の場。
私はハーマー文官長に付き従い、汽車で数時間かかった国境にある、マーレ国保有の関税局に隣接するお屋敷に連れて来られた。
しかも、文官長によって腕章は取り外されて。
ただのエルディア人である私には場違いにもほどがある。
「俺の副官として側に控えているだけでいい」
「そんな…」
気後れして、緊張からの小刻みな震えが止まらない。
だって…もし、エルディア人だとバレたら…
そう考えると、踏み出す一歩も小さくなる。
「君と少しも離れていたくない。俺の我儘を聞いてくれないか？」
耳元で甘く囁かれてしまえば、従うしか選択肢は残されていない。
口元を緩める文官長を見つめ…
「ずるい…」
諦めのため息をついた。
「…んん――」
調印式の打ち合わせが終わり、夕食会までの束の間の時間。
宛がわれた宿舎の部屋に戻った途端、文官長からの熱い口づけが降り注ぐ。
腰を抱き寄せられて後頭部も押さえられ、逃げられない。
「ふぁ…ﾊｧ…文官長…ッ」
「ロベルトだ」
「んっ…」
唇の角度を変える度に水音が響き、甘い吐息と囁きが重なる。
息継ぎの合間にファーストネームで呼ぶよう促された。
どうして…？
文官長の目的が分からなくて、胸がザワザワする――…
*
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夢梨(プロフ) - sato711825さん» コメントありがとうございます！意外とポルコ推しさんがいてくれてほっとしています。場面が思いついたら更新していますので、お付き合いいただけると嬉しいです(*´∀`)♪ (2021年4月22日 16時) (
レス) id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
sato711825(プロフ) - 続きが見たいでえええす！！！！ポルコ推しなので私得ですっ！ (2021年4月21日 1時) (レス) id: 2b67c28291 (このIDを非表示/違反報告)
夢梨(プロフ) - Ronnyさん» コメントありがとうございます！ライナー好きさんがいてくれて安堵しました(*´ω｀*)頭の中に浮かんでいる言葉や場面をまとめるのに時間がかかりますし、期待に応えられるか自信もありませんが、何とか読者様が没入できるお話を書きたいと思います(*^^*)♪ (2021年4月11日 15時) (レス) id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
Ronny(プロフ) - あああああああどうなるんだ!!!!ポルコもライナーも好きだからつらいw次の更新も楽しみに待ってます! (2021年4月10日 23時) (レス) id: d499d51969 (このIDを非表示/違反報告)
mitsuyuu0907(プロフ) - 夢梨さん» お返事ありがとうございます。そうです。ポルコ落ちのお話を作っていただきたいです！本当にポルコの夢小説少なくてポルコ不足なんですよね_(´-`_ _)_よろしくお願いします！ (2021年4月5日 21時) (レス) id: a8ac705c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢梨 | 作成日時：2021年1月16日 19時
